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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Mobile Link - サーバ管理 » Mobile Link サーバ・テクノロジの使用 » リダイレクタ (旧式) » リダイレクタのプロパティの設定

 

リダイレクタのプロパティの設定 (サーバ・グループをサポートしないリダイレクタの場合)

この項では、リダイレクタのプロパティを設定するための、Web サーバに共通の設定手順について説明します。ここでの説明に該当するのは、サーバ・グループをサポートしないリダイレクタです。

サーバ・グループをサポートしているリダイレクタのリストについては、[external link] http://www.ianywhere.jp/sas/os.html を参照してください。

♦  リダイレクタのプロパティを設定するには、次の手順に従います。
  1. Mobile Link クライアントとサーバのリダイレクタ設定の手順を完了します。

  2. redirector.config を Web サーバにコピーします。

    ファイル redirector.config は、install-dir\MobiLink\Redirector にあります。

    Mobile Link サーバが Web サーバと同じコンピュータにインストールされていない場合には、Web サーバが設定されているコンピュータに redirector.config をコピーしてください。

  3. リダイレクタ設定ファイルを設定します。

    Web サーバと Mobile Link サーバ間の通信を設定するには、Web サーバがインストールされているコンピュータの redirector.config ファイルを編集してください。

    redirector.config には、以下の規則を適用します。

    • 1 行の長さの最大値は 300 文字

    • コメントはハッシュ文字 (#) で開始する

    • ディレクティブを定義するときには、スペースやタブを使用しない

    このファイルでは、次のディレクティブを設定できます。

    • LOG_LEVEL   ログ・ファイルに書き込まれる出力の量を設定するときに使用します。値は 0、1、2 です。デフォルトは 1 で、2 に設定すると最大量の出力が生成されます。Apache リダイレクタの場合、この設定は何も影響しません。Apache 設定ファイル httpd.conf の LogLevel セクションで、ログ・レベルを設定してください。

    • ML   ML では大文字と小文字を区別します。ML ディレクティブを使用するには次の 2 つの方法があります。

      HTTPS をサポートしていないリダイレクタの場合、または HTTPS を使用していない場合は、ML ディレクティブを使用して、Mobile Link サーバを実行しているコンピュータのリストを ML=host:port の形式で指定できます。複数のコンピュータを指定するには、改行してこの構文を繰り返し指定します。次に例を示します。

      ML=209.123.123.1:8080
      ML=myCompany.com:8081

      リダイレクタから Mobile Link サーバへの HTTPS 通信をサポートしているリダイレクタでは、次のようなセミコロン区切りのリストで Mobile Link クライアントのネットワーク・プロトコル・オプションを指定する必要があります。

      ML="https=true;network-client-options;..."

      次に例を示します。

      ML="https=true;host=My-pc;port=82;trusted_certificates=rsaroot.crt"

      ネットワーク・クライアント・オプションのリストについては、Mobile Link クライアント・ネットワーク・プロトコル・オプションを参照してください。

      リダイレクタから Mobile Link サーバへの HTTPS 通信がサポートされているリダイレクタのリストについては、[external link] http://www.ianywhere.jp/sas/os.html を参照してください。

      Mobile Link サーバは、ML ディレクティブに指定されているものと同じプロトコルとポート番号を使用して起動する必要があります。異なる場合は、Mobile Link サーバを停止して、正しい指定で再起動してください。

    • ML_CLIENT_TIMEOUT   ある 1 つの同期のすべての手順が同じ Mobile Link サーバに送信されていることを確認するときに使用します。ML_CLIENT_TIMEOUT が設定されている間、リダイレクタはクライアントとサーバ間の関係を維持します。また、この値は、同じリモート・データベースからの同期の重複を Mobile Link サーバに確実に検出させるためにも使用します。このパラメータの値は、ユーザの同期手順の最大値より大きい値にしてください。

      デフォルト値は 600 秒 (10 分) です。

    • SLEEP   サーバが機能していることをリダイレクタがチェックする間隔を秒単位で設定するときに使用します。デフォルト値は 1800 (30 分) です。たとえば SLEEP=3600 のようになります。SLEEP では大文字と小文字を区別します。

  4. 次のいずれかの項で Web サーバ固有の設定を完了します。

次に、redirector.config ファイルの例を示します。このファイルで指定されている内容は、以下のとおりです。

  • リダイレクタは、サーバが機能していることを 1800 秒ごとにチェックする。

  • Mobile Link サーバを稼働しているコンピュータで、要求を処理できるコンピュータは 3 台。複数のサーバを指定する場合、負荷分散は自動的に有効になります。

SLEEP=1800
ML=myServ-pc:80
ML=209.123.123.1:8080
ML=myCompany.com:8081