世代番号とは、リモート・データベースがデータをアップロードしてからダウンロード・ファイルを適用するようにするためのメカニズムです。これは、統合データベースで問題が発生したためにデータが失われ、そのデータをリモート・データベースからリカバリする必要があるときに、特に役立ちます。
リモート・データベースでは、各サブスクリプションに対して別々の世代番号が自動的に管理されています。統合データベースでは、各サブスクリプションの世代番号は begin_publication スクリプトによって決定されます。リモート・データベースが正常にアップロードを行うたびに、リモート・データベースの世代番号は統合データベースの begin_publication スクリプトによって設定された値で更新されます。
ダウンロード・ファイルが作成されるたびに、begin_publication スクリプトによって設定された世代番号がダウンロード・ファイルに格納されます。リモート・サイトは、ダウンロード・ファイルの世代番号がリモート・データベースに格納されている世代番号と同じ場合にのみ、ダウンロード・ファイルを適用します。
begin_publication スクリプトによってファイルベースのダウンロード用に生成された世代番号が変更された場合、リモート・データベースは正常なアップロードを実行してから、新しいダウンロード・ファイルを適用する必要があります。
sp_hook_dbmlsync_validate_download_file ストアド・プロシージャを使用すると、デフォルトで行われる世代番号のチェックを無効にすることができます。
Mobile Link の世代番号の管理については、次の項を参照してください。
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