リダイレクタは推奨されなくなりました。代わりに、リレー・サーバを使用してください。リレー・サーバを参照してください。
以下の設定手順は、Windows、Solaris、Linux 上の M-Business Anywhere 用に記述されています。
バージョンのサポートの詳細については、 http://www.ianywhere.jp/sas/os.html を参照してください。
mod_iaredirect.dll ファイルまたは mod_iaredirect.so ファイルを、Web サーバが設定されているコンピュータの M-Business Anywhere \bin ディレクトリにコピーします。このファイルは install-dir\MobiLink\Redirector\MBusinessAnywhere にあります。
Web サーバがリダイレクタとは別のコンピュータ上にある場合は、次のファイルをそのコンピュータにコピーし、コピーしたファイルがパス (Windows) または共有パス (UNIX) に存在することを確認してください。必要なファイルは、暗号化の種類によって異なります (暗号化を使用している場合)。
次に示すファイル・ロケーションは、install-dir を基準とした相対ディレクトリです。
設定 | 必要なファイル |
---|---|
ECC 暗号化 |
|
RSA 暗号化 |
|
FIPS 認定の RSA 暗号化 |
|
Windows の場合は、M-Business Anywhere の sync.conf.default Web サーバ設定ファイルを次のように更新します。
LoadModule セクションで、次の行を追加します。
LoadModule iaredirect_module @@ServerRoot@@/bin/mod_iaredirect.dll |
SyncLoadFile セクションで、次の行を追加します。
SyncLoadFile @@ServerRoot@@/bin/mod_iaredirect.dll |
次のセクションをファイルに追加します。
<Location /iaredirect/ml> SetHandler iaredirect-handler iaredirectorConfigFile @@ServerRoot@@/conf/redirector.config </Location> |
setup_defaults.bat コマンド・ファイルを実行して、これらの変更を sync.conf ファイルに組み込みます。
Solaris と Linux の場合は、M-Business Anywhere Web サーバの sync.conf Web サーバ設定ファイルを次のように更新します。
LoadModule セクションで、次の行を追加します。
LoadModule iaredirect_module path/bin/mod_iaredirect.so |
path は、M-Business Anywhere bin ディレクトリのロケーションです。
次のセクションをファイルに追加します。
<Location /iaredirect/ml> SetHandler iaredirect-handler iaredirectorConfigFile location/redirector.config </Location> |
ここで、/iaredirect/ml はリダイレクタを起動するために使用する相対 URL パスで、location は redirector.config が配置されたディレクトリです。
作成した <Location> セクションに、次のオプションのディレクティブを追加することもできます。
MaxSyncUsers n リダイレクタを経由して同期する Mobile Link ユーザの最大数。この値を使用して、リダイレクタに必要なリソースが割り当てられます。この値は 60 未満であってはなりません。デフォルトは 1000 です。デフォルトのユーザ数が実際の数より少ない場合のみ、この設定を変更します。
ShmemDiagnosis on|off on に設定すると、メモリ・リソースをデバッグできます。デフォルトは off です。
デバッグに役立つように、リダイレクタが出力するログ情報量を増やすことができます。このためには、sync.conf 内の LogLevel ディレクティブを変更して、これを LogLevel info に設定します。ログ・レベルは、debug、info、notice、warn、error、crit、alert、emerg (情報量が多いものから少ないものの順) です。
M-Business Sync Server を再起動して、変更を有効にします。
次の例は、M-Business Anywhere Web サーバが Mobile Link サーバに要求をルート指定するように設定している sync.conf のセクションを示しています。
この例は、Windows で使用できます。
LoadModule iaredirect_module "c:\program files\M-Business Anywhere/bin/mod_iaredirect.dll" ... SyncLoadFile "c:\program files\M-Business Anywhere/bin/mod_iaredirect.dll" ... <Location \iaredirect\ml> SetHandler iaredirect-handler iaredirectorConfigFile "c:\AvantGoServer\conf/redirector.config" </Location> |
次の例は、UNIX と Linux で使用できます。
LoadModule iaredirect_module modules/mod_iaredirect.so ... <Location /iaredirect/ml> SetHandler iaredirect-handler iaredirectorConfigFile "/redirector.config" </Location> |
次の構文を使用してリダイレクタを呼び出します。
http://host:port/iaredirect/ml/ |
ここで、iaredirect は、sync.conf の <Location> タグで指定したパスです。
ログ・ファイル sync_access.log と sync_error.log をチェックして、リダイレクタが要求をログに記録していることを確認します。
「注意:」このテストは、Mobile Link サーバへの接続を作成しません。
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