リレー・サーバを Windows 上の IIS に配備するときは、次の点に注意してください。
リレー・サーバ Web 拡張機能は、ASP.NET を使用しません。ASP.NET ISAPI フィルタを削除すると、パフォーマンスが向上します。標準の IIS インストールでは、デフォルトでこのフィルタがオンになっています。フィルタをオフにするには、次の手順に従います。
IIS マネージャ・コンソールを起動します。
[既定の Web サイト] のプロパティを編集します。
[ISAPI フィルタ] タブで、ASP.NET フィルタを削除します。
パフォーマンスを向上させるために、IIS アクセス・ログをオフにすることができます。アクセス・ログをオフにするには、次の手順に従います。
IIS マネージャ・コンソールを起動します。
[既定の Web サイト] で ias_relay_server ディレクトリのプロパティを編集します。
[ディレクトリ] タブで、[ログ アクセス] セクションをクリアします。
運用環境では、リレー・サーバ設定ファイルでリレー・サーバの冗長性を 0 に設定できます。これにより、高負荷時のパフォーマンスが向上します。
リレー・サーバには、Web ガーデン・サイズに関する制限がありません。1 つのワーカ・プロセスがすべての Outbound Enabler とすべてのクライアントからの要求を処理できます。ただし、プロセスで作成できるスレッド数は、スレッドの作成に使用できる残りのプロセス・ヒープ領域によって制限されます。IIS によって作成されるスレッドのスタック・サイズは、256 K です。マシンに十分なリソースがあり、サーバが数千もの同時要求による負荷を受けているときに同時実行の制限に達するおそれがある場合は、プロセス数を増やすことを試してみてください。
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