リレー・サーバ・ステイト・マネージャは、クライアント要求と Outbound Enabler セッションを通じてリレー・サーバのステータス情報を保持するプロセスです。ステイト・マネージャは、リレー・サーバによって使用されるログ・ファイルを管理する役割も持っています。ステイト・マネージャは、リレー・サーバによって自動的に起動することも、Windows サービスとして起動することも (Windows の場合のみ) できます。
デフォルトのログ・ファイル名は、ias_relay_server_host.log です。Windows では、このファイルは、TEMP 環境変数によって指定されたディレクトリにあります。Linux では、このファイルは TMP、TEMP、または TMPDIR 環境変数によって指定されたディレクトリにあります。いずれの変数も設定されていない場合、ログ・ファイルはルートに作成されます。
どのような場合も、Apache ユーザ・プロセスには選択した tmp ディレクトリのロケーションに対する書き込みパーミッションが必要です。
通常のシャットダウン時に、ステイト・マネージャは、ログ・ファイルを <yymmdd><nn>.log という形式のファイル名に変更します。<yymmdd> はログ・ファイルの名前が変更されたときの日付を表し、<nn> はその日のログ・ファイルの連続するバージョン番号です。
ステイト・マネージャを Windows サービスとして起動することをおすすめします。ステイト・マネージャをコマンド・ラインから手動で起動することはサポートされていません。
ステイト・マネージャを起動するために、リレー・サーバによって使用されるオプションを指定することができます。オプションを変更するには、リレー・サーバ設定ファイルのオプション・セクションで 「start」 プロパティを設定します。次に例を示します。
[options] start = "rshost -o c:\temp\myrshost.log" |
オプションの前に、リレー・サーバ・ステイト・マネージャの実行プログラムの名前 (rshost
) を指定してください。
リレー・サーバ・ステイト・マネージャを Windows サービスとして起動する
リレー・サーバ・ステイト・マネージャを自動的に起動する
カスタマイズ・オプションを指定してリレー・サーバ・ステイト・マネージャを自動的に起動する
リレー・サーバ・ステイト・マネージャのコマンド・ラインの構文
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