リレー・サーバ・ファーム設定は、リレー・サーバ設定ファイルの内容によって定義されます。リレー・サーバ・ファーム内の各リレー・サーバは、同じリレー・サーバ設定ファイルを共有します。そのため、リレー・サーバ・ファーム設定を更新するときは、ファーム内のリレー・サーバごとにリレー・サーバ設定ファイルを更新する必要があります。更新には、次の操作が含まれます。
新しいリレー・サーバをリレー・サーバ・ファームに追加する。
新しいバックエンド・サーバ・ファームを作成して、リレー・サーバ・ファームへのアクセスを許可する。
新しいバックエンド・サーバを既存のバックエンド・サーバ・ファームに追加する。
リレー・サーバ、バックエンド・サーバ・ファーム、またはバックエンド・サーバのプロパティを変更する。
オプションを変更する。
リレー・サーバ設定を更新する 1 つの方法は、すべてのリレー・サーバをシャットダウンし、リレー・サーバ設定ファイルを更新したバージョンで置き換えて、すべてのリレー・サーバを再起動することです。ただし、リレー・サーバをシャットダウンして再起動するということは、リレー・サーバのユーザがサービスの中断を被る可能性があります。
リレー・サーバ設定を更新する際の推奨方法は、リレー・サーバ・ファームが稼働している状態でサービスを中断せずに、リレー・サーバ・ステイト・マネージャを使用して設定を更新することです。
リレー・サーバ設定を更新するには、次のコマンド・ライン・フォーマットを使用して、リレー・サーバ・ステイト・マネージャの新しいインスタンスを起動します。
rshost -u -f <filename> |
–u オプションは、更新操作を実行することをリレー・サーバ・ステイト・マネージャに指示します。–f オプションは、更新された設定が含まれる設定ファイルの名前を指定します。リレー・サーバ・ステイト・マネージャを参照してください。
次に、リレー・サーバ・ファーム設定を更新するために必要な手順の概要を示します。
リレー・サーバ設定ファイルのマスタ・コピーに変更を加えます。
更新中のリレー・サーバ・ファームに属し、リレー・サーバのインスタンスを実行しているコンピュータごとに、次の操作を行います。
古い設定ファイルを更新した設定ファイルで置き換えます。
更新された設定ファイルを使用してリレー・サーバ・ステイト・マネージャを実行します。
Windows 上の IIS 用のリレー・サーバ設定の更新
Linux 上の Apache 用のリレー・サーバ設定の更新
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