Mobile Link には、アプリケーションの作成に役立つ、以下のストアド・プロシージャが用意されています。

スクリプトを追加または削除するためのシステム・プロシージャ

同期スクリプトは、統合データベース内のシステム・テーブルに追加しないと使用できません。次のシステム・プロシージャを使用して、同期スクリプトを統合データベースに追加するか、または統合データベースから削除します。

• ml_add_connection_script システム・プロシージャ
• ml_add_table_script システム・プロシージャ
• ml_add_dnet_connection_script システム・プロシージャ
• ml_add_dnet_table_script システム・プロシージャ
• ml_add_java_connection_script システム・プロシージャ
• ml_add_java_table_script システム・プロシージャ

Java または .NET 用 Mobile Link サーバ API を使用する場合は、これらのシステム・プロシージャを使用して、イベント用のスクリプトとしてメソッドを登録して、イベントが発生したときにメソッドが実行されるようにします。これらのシステム・プロシージャを使用して、メソッドを登録解除することもできます。

システム・プロシージャを使用してスクリプトを追加する場合、スクリプトは 1 つの文字列になります。スクリプト内の文字列はすべて、エスケープする必要があります。SQL Anywhere の場合、文字列が切れないように各引用符 (') を 2 つ重ねる必要があります。

Adaptive Server Enterprise 11.5 以前のバージョンに 255 バイトを超えるスクリプトを追加する場合は、システム・プロシージャを使用できません。長いスクリプトを定義する場合、Sybase Central を使用するか、直接挿入します。

DB2 メインフレームのバージョン 8.1 は下位互換性モードをサポートしており、カラム名とその他の識別子が最大 18 文字までに制限されています。この環境をサポートするためには、DB2 メインフレーム内のすべての Mobile Link システム・オブジェクトの名前を 18 文字以下にする必要があります。IBM DB2 メインフレームのシステム・プロシージャ名の変換を参照してください。

バージョン 6 より前の IBM DB2 LUW では、カラム名とその他の識別子は 18 文字までしかサポートされないため、名前がトランケートされます。たとえば、ml_add_connection_script は ml_add_connection_ に短縮されます。

その他のシステム・プロシージャ

• ml_add_property システム・プロシージャ
• ml_delete_sync_state_before システム・プロシージャ
• ml_reset_sync_state システム・プロシージャ