このプロシージャを使用して、未使用または不要な同期ステータスを削除します。

構文

ml_delete_sync_state ( 
'user', 
'remote_id' 
)

パラメータ

備考

これらのパラメータには NULL を指定できます。すべてのパラメータが NULL の場合、プロシージャは何も処理を実行しません。

このストアド・プロシージャは、指定された Mobile Link ユーザ名とリモート ID について、ml_subscription テーブルからすべてのローを削除します。指定されたリモート ID が ml_subscription テーブルのどのローからも参照されなくなった場合は、ml_database テーブルからそのリモート ID も削除します。

リモート ID が NULL で、Mobile Link ユーザ名が NULL でない場合、指定された Mobile Link ユーザ名で参照されるすべてのローを ml_subscription テーブルから削除します。また、ml_subscription テーブル内のどのローからも参照されなくなったすべてのリモート ID を ml_database テーブルから削除します。

Mobile Link ユーザ名が NULL で、リモート ID が NULL でない場合、このストアド・プロシージャは、指定されたリモート ID について、ml_subscription テーブルと ml_database テーブルからすべてのローを削除します。

すべてのリモート ID が ml_database テーブルから削除され、この Mobile Link ユーザが ml_subscription テーブル内のどのローからも参照されなくなっても、このユーザはこのストアド・プロシージャによって削除されません。この Mobile Link ユーザを削除する必要がある場合は、次のようなコマンドを発行して削除できます。

delete from ml_user where name = 'user_name'

ここで、user_name は、削除する Mobile Link ユーザです。

このストアド・プロシージャは、細心の注意を払って使用してください。次回 Mobile Link クライアントがこのリモート ID の同期を要求したとき、Mobile Link サーバは、同期ステータスをチェックしないで、このリモート ID を ml_database テーブルと ml_subscription テーブルに自動的に追加します。前回行われた同期が成功しなかったリモート ID の同期ステータスを削除すると、データの不整合が発生する場合があります。

統合データベースのタイプが DB2 メインフレームの場合、このプロシージャは ml_del_sstate という名前になります。IBM DB2 メインフレームのシステム・プロシージャ名の変換を参照してください。

参照

• ml_subscription
• ml_database

例

次の例は、John という Mobile Link ユーザのリモート ID remote_db_for_John を持つリモート・データベースに関する Mobile Link システム・テーブル情報をクリーンアップします。

CALL ml_delete_sync_state( 'John', 'remote_db_for_John' )