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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Mobile Link - サーバ管理 » Mobile Link サーバ・テクノロジの使用 » Mobile Link サーバ・オプション

 

-sm オプション

アクティブに動作できる同期の最大数を設定します。これによって、ネットワーク接続の最大数も制限されます。

構文
mlsrv11 -c "connection-string" -sm number ...
備考

Mobile Link サーバは次のタスクを同時に実行します。

  1. ネットワークからアップロード・データを読み込んでアンパックする。

  2. アップロードを統合データベースに適用する。

  3. 統合データベースからダウンロードするローをフェッチする。

  4. ダウンロード・データをパックして、リモート・データベースに送信する。

各タスクの同期の数は次のように制限されます。

  • タスク 2 と 3 を実行する同期の数は、mlsrv11 -w オプションの設定以下

  • タスク 2 を実行する同期の数は、mlsrv11 -wu オプションの設定以下

  • 4 つのタスクすべてを実行する同期の数は、-sm オプションの設定以下

-sm の値を高くすると、特に -w より高く設定した場合に、Mobile Link サーバはネットワーク・タスク (1 と 4) をデータベース・タスク (2 と 3) より多く処理できます。このようにすると、そのままではネットワーク・パフォーマンスがボトルネックになるような状況で、データベース・ワーカがタスクを待つ必要がなくなります。これによりスループットが向上します。しかし、-sm の設定が高すぎると、Mobile Link サーバは、直接使用可能な量を超えるメモリを割り付けできるようになります。その結果、オペレーティング・システムの仮想メモリ・ページングがアクティブになり、メモリはデスクにスワップされて、スループットが極端に低下します。

参照