SQL スクリプトの実行において、実行時間の長い文のスレッショルドを設定します。
mlsrv11 -c "connection string" -tc minutes ...
デフォルトでは、Mobile Link サーバは、各 SQL スクリプトの実行時間を監視し、スクリプトの実行時間が 10 分間 (デフォルト) に達すると警告メッセージを発行します。-tf オプションが使用され、統合データベースが Oracle サーバで実行されている場合、Mobile Link サーバはスクリプトを失敗にします。
デフォルト値は 0 にリセットすることも、正の整数にリセットすることもでき、単位は分です。値が 0 に設定されると、-tc スイッチが無効になり、Mobile Link サーバはスクリプトの実行を監視しません。
警告時間が 0 以外の値の場合、Mobile Link サーバは指数関数的な方法で警告メッセージを表示します。警告は、実行時間が指定された時間を初めて過ぎたときに表示されます。また、指定された時間の 2 倍、次に 4 倍、というような時間を過ぎたときにも表示されます。
警告メッセージには、現在の同期に使用されている接続 ID と、タイムアウト警告コンテキストが含まれます。タイムアウト警告コンテキストには、リモート ID、ML ユーザ名、変更後のユーザ名、トランザクション、テーブル名、ロー値、スクリプト・バージョンがあれば表示されます。タイムアウト警告コンテキストは、Mobile Link サーバの冗長設定に関係なく表示されます。
統合データベースが Oracle データベース・サーバで実行されていて、タイムアウト警告メッセージが表示されたときは、DBA 権限を持つデータベース・ユーザが統合データベースをチェックして問題の原因を特定することが必要な場合があります。警告メッセージから、同期によって使用された接続の SID および SERIAL# を知ることができます。同期接続が停止されると、Mobile Link サーバは現在の同期を終了します。
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