同期される各テーブルには、プライマリ・キーが必要です。また、プライマリ・キーは同期対象のすべてのデータベース間でユニークでなければなりません。プライマリ・キーの値は更新しないようにしてください。
多くの場合、テーブルのプライマリ・キーとして単一のカラムを使用すると便利です。たとえば、顧客にはそれぞれユニークな ID 値を割り当ててください。営業担当者全員がデータベース接続を直接管理できる環境で作業する場合は、ID 番号の割り当ては簡単に実施できます。顧客テーブルに新しい顧客が挿入されると、テーブルに最後に追加された値よりも大きな値を持つ新規のプライマリ・キーが自動的に追加されます。
接続が切断された環境では、新しいローの挿入時に、プライマリ・キーにユニークな値を割り当てるのは簡単ではありません。営業担当者が新しい顧客を追加する場合は、顧客テーブルのリモート・コピーにも同様な操作を行います。自分以外の営業担当者が、顧客テーブルの自分以外のコピーに対して操作を行っている場合、同じ顧客 ID 値を使わせないようにします。
この項では、ユニークなプライマリ・キーの生成に関する問題を解決する次の方法について説明します。
複合キーの使用
UUID の使用
グローバル・オートインクリメントの使用
プライマリ・キー・プールの使用
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