エラーによって同期処理の正常な進行が中断されるので、エラーとその解決方法の記録を継続的に作成することは困難です。report_error スクリプトは、このタスクを実行する手段を提供します。Mobile Link サーバはエラーが発生すると常に、このスクリプトを実行します。handle_error スクリプトが定義されている場合は、レポート・スクリプトに先立って即座にそれが実行されます。
report_error スクリプトのパラメータは、handle_error スクリプトのパラメータと同じです。report_error スクリプトではアクション・コードを変更できない点だけが異なります。アクション・コードの値は、handle_error スクリプトによって返されます。したがって、エラー処理問題のデバッグにこのスクリプトを使用できます。
このスクリプトは通常、後で参照できるように、時間や日付などといった他のデータとともに値をテーブルに記録する INSERT 文から成ります。このデータが失われないようにするために、Mobile Link サーバは常にこのスクリプトを別のトランザクションで実行し、スクリプトが完了すると変更を自動的にコミットします。
report_error 接続イベントを参照してください。
次の report_error スクリプトは 1 つの INSERT 文で構成されています。このスクリプトは、現在の日付と時刻とともにスクリプトのパラメータをテーブルに追加します。スクリプトはこの変更をコミットしません。通常、Mobile Link サーバが自動的に行ってくれるからです。
INSERT INTO errors VALUES( CURRENT DATE, {ml s.action_code}, {ml s.error_code}, {ml s.error_message}, {ml s.username}, {ml s.table} ); |
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