共有ステータス・モードは、Mobile Link の高可用性オプションの機能であり、別途ライセンスが必要です。別途ライセンスが必要なコンポーネントを参照してください。
Mobile Link サーバ・ファームは、リモート・データベースの同じセットを同じ統合データベースと同期する Mobile Link サーバが複数ある環境です。これは多くの場合、大規模な配備やフェールオーバ機能のために必要になります。このような Mobile Link サーバ・ファーム配備では、Mobile Link を共有ステータス・モードで実行することが必要になります。また、HTTP 通信リンクが使用される場合は、リレー・サーバの使用が必要になることがあります。TCP ベースのストリームでは、TCP 負荷分散装置が機能している必要があります。複数のサーバを使用している場合、再起動可能なダウンロードは機能しません。
Mobile Link は、デフォルトでは、共有サーバ・ステータスで実行されるわけではありません。
各 Mobile Link サーバに、-zs コマンド・ライン・オプションを使用してユニークな名前を指定します。これらの名前は、統合データベースでファームのステータスを管理するために使用されます。-zs オプションを参照してください。
-ss オプションを使用して、Mobile Link を共有サーバ・ステータス・モードで起動します。このオプションが設定されている場合、Mobile Link サーバは、起動時に「このサーバは Mobile Link サーバ・ファームで実行されています
」というメッセージをログに出力します。-ss オプションを参照してください。
サーバによって開始された Sync で Notifier を使用する場合は、-lsc オプションを使用してローカル・サーバ接続設定を指定します。これらの設定はファーム内の他のサーバに渡されるため、サーバが相互に接続して通知の処理を共有できます。たとえば、ホスト
farm_host22 で実行している場合は、次のようになります:mlsrv11 -x tcpip(port=3245) -zs -ss server5 -lsc tcpip(host=farm_host22;port=3245) -c ...
Notifier を使用しない場合は、-lsc オプションを使用する必要ありません。
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