リモート・データベースから削除されたローを処理するために、Mobile Link サーバがアップロード処理中に使用するイベントを提供します。

パラメータ

デフォルトのアクション

なし

備考

文ベースの upload_delete スクリプトは、リモート・データベースで削除されるローを処理します。統合データベース側で実行される動作として DELETE 文を指定できますが、他の動作も指定できます。

リモート・データベースのテーブルごとに、upload_delete スクリプトを 1 つ指定できます。

Java アプリケーションと .NET アプリケーションの場合、このスクリプトは有効な SQL を返します。

参照

• スクリプトのパラメータ
• スクリプトの追加と削除
• upload_insert テーブル・イベント
• upload_update テーブル・イベント

SQL の例

この例は Contact の例から抜粋したもので、Samples\MobiLink\Contact\build_consol.sql にあります。リモート・データベースから削除される顧客に、非アクティブのマークを付けます。

CALL ml_add_table_script(
  'ver1',
  'table1',
  'upload_delete',
  'UPDATE Customer 
   SET active = 0 
   WHERE cust_id={ml r.cust_id}' )

Java の例

次の Mobile Link システム・プロシージャ・コールは、スクリプト・バージョン ver1 を同期するときに、uploadDeleteTable という Java メソッドを upload_delete テーブル・イベント用のスクリプトとして登録します。

CALL ml_add_java_table_script(
  'ver1',
  'table1',
  'upload_delete',
  'ExamplePackage.ExampleClass.uploadDeleteTable' )

次に示すのは、サンプルの Java メソッド uploadDeleteTable です。このメソッドは、UPLOAD 文を動的に生成する genUD を呼び出します。

public String uploadDeleteTable() {
  return( genUD(_curTable) ); 
}

.NET の例

次の Mobile Link システム・プロシージャ・コールは、スクリプト・バージョン ver1 とテーブル table1 を同期するときに、UploadDelete という .NET メソッドを upload_delete テーブル・イベント用のスクリプトとして登録します。

CALL ml_add_dnet_table_script(
  'ver1',
  'table1',
  'upload_delete',
  'TestScripts.Test.UploadDelete'
)

次に示すのは、サンプルの .NET メソッド UploadDelete です。このメソッドは、UPLOAD 文を動的に生成する genUD を呼び出します。

public string UploadDelete( object pk1 ) {
  return( genUD(_curTable) ); 
}