アップロードを同時に統合データベースに適用できるデータベース・ワーカ・スレッドの最大数を設定します。
mlsrv11 -c "connection-string" -wu count ...
-wu オプションを使用して、アップロードを同時に統合データベースに適用できるデータベース・ワーカ・スレッド数を制限します。制限値に達すると、統合データベースへのアップロードの適用準備が完了しているデータベース・ワーカ・スレッドは、別のデータベース・ワーカ・スレッドがアップロードを終了するまで待機します。
統合データベースで発生する競合の最も一般的な原因は、アップロードを同時に適用するデータベース・ワーカ・スレッドが多すぎることです。ダウンロードで競合が発生することははるかに少ないので、ダウンロードは mlsrv11 -w オプションだけで制限されます。そのため、-w の設定は -wu の設定以上にしてください。
デフォルトでは、すべてのデータベース・ワーカ・スレッドで同時にアップロードを適用できます。使用されるデータベース・ワーカ・スレッドの数は -w オプションで設定します。デフォルトは 5 です。
LAN と PC 上のリモート・データベースを使用するパイロット設定では、アップロード専用同期とダウンロード専用同期の両方に対して、データベース・ワーカ・スレッドの最適数は約 10 であり、それが統合データベースの CPU 使用率 100% に相当します。データベース・ワーカ・スレッドの数が少ないと、スループットが低下し、統合データベースの CPU 使用率が低下します。データベース・ワーカ・スレッドの数が多くても、統合データベースの処理速度はデータベース・ワーカ・スレッド数が 10 の場合と同じなので、スループットは向上しません。
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