サーバ側設定は、Notifier 設定ファイルに格納できます。このファイルを使用すると、複数の Notifier、ゲートウェイ、Carrier を設定できます。
Notifier 設定ファイルは、テキスト・エディタを使用して作成したり、Sybase Central からエクスポートしたプロパティとイベントの設定から生成したりできます。Sybase Central を使用したサーバ側設定の実行を参照してください。
標準的な Notifier 設定ファイルのレイアウトを表示するには、samples-dir\MobiLink\template.Notifier テンプレート・ファイルを開きます。ここで、samples-dir は SQL Anywhere 11 サンプル・ディレクトリのロケーションです。このテンプレート・ファイルでは、サーバ側プロパティとイベントを設定するための例を提供します。
必要な設定が完了したら Notifier 設定ファイルを保存し、サーバ側プロパティとイベントを Mobile Link サーバにロードします。
Property = Value |
Notifier(NotifierName).Event = \ # Replace this text with SQL script. \ # Be sure to put a backslash (\) at \ # the end of every line of code \ # if your event requires multiple \ # lines of text. |
Notifier(NotifierName).Property = Value |
# For Device tracking gateways: DeviceTracker(DeviceTrackerName).Property = Value # For SMTP gateways: SMTP(SMTPName).Property = Value # For SYNC gateways: SYNC(SYNCName).Property = Value # For UDP gateways: UDP(UDPName).Property = Value |
Carrier(CarrierName).Property = Value |
Notifier 設定ファイルを Mobile Link サーバにロードするには、コマンド・ラインから -notifier オプションを指定して mlsrv11 を実行します。たとえば、CarDealer.Notifier 設定ファイルに定義されたサーバ側設定を使用するには、次のコマンドを実行します。
mlsrv11 ... -notifier "c:\CarDealer.Notifier" |
ファイルを指定しない場合は、デフォルトで config.Notifier ファイルがロードされます。
mlsrv11 -notifier オプションの詳細については、-notifier オプションを参照してください。
デフォルトの SYNC ゲートウェイを使用する場合、サーバ側設定を Notifier 設定ファイルには保存できません。別の方法を使用して、この設定を ml_property システム・テーブルに格納する必要があります。サーバ起動同期の Mobile Link サーバ設定を参照してください。
円記号 (\) はエスケープ文字です。Notifier 設定ファイルで使用できる一般的なエスケープ・シーケンスのリストは、次のとおりです。
エスケープ・シーケンス |
説明 |
---|---|
\b |
バックスペース |
\t |
タブ |
\n |
改行 |
\r |
キャリッジ・リターン |
\" |
二重引用符 (") |
\' |
一重引用符 (') |
\\ |
円記号 (\) |
\e |
エスケープ |
Unicode のエスケープ・シーケンス形式は \uXXXX、ASCII のエスケープ・シーケンス形式は \xXX です。ここで、各 X は 16 進数字を表します。
複数行のテキストが必要なプロパティまたはイベントを編集する場合は、1 つの円記号 (\) を各行の最後に追加します。
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