SQL Anywhere 統合データベースを使用している場合は、SA_SEND_UDP システム・プロシージャを使用して、UDP ゲートウェイ経由でデバイスに Push 通知を送信できます。この方法は、Notifier を使用して Push 通知を送信する方法の代替となる手段です。
元のメッセージの最後に 1 を追加して、このメッセージを SA_SEND_UDP システム・プロシージャの msg 引数で使用すると、元のメッセージが Listener に送信されます。
このプロシージャは、デバイス上で Listener が設定済みで、Push 通知を受信していることを前提にしています。デバイス上では次のコマンドを使用します。
dblsn -l "message=RunBrowser;action='START iexplore.exe http://www.ianywhere.com';" |
デモンストレーションのため、Listener が RunBrowser メッセージを受信するたびに Internet Explorer をロードすると想定します。また、このプロシージャでは、SQL Anywhere 統合データベースが Mobile Link サーバ上で稼働していることを想定しています。
Interactive SQL を実行し、統合データベースに接続します。
次のコマンドを実行します。
dbisql -c "dsn=consdb_source_name" |
consdb_source_name は、統合データベースの ODBC 名に置き換えます。
次のコマンドを実行して、Push 通知を送信します。
CALL SA_SEND_UDP('device_ip_address', 5001, 'RunBrowser1') |
最初の引数によって、Push 通知は必ず正しいデバイスに送信されます。device_ip_address は、デバイスの IP アドレスに置き換えます。Mobile Link サーバと同じコンピュータで Listener が実行されている場合は、localhost を使用してください。
2 番目の引数はポート番号です。デフォルトでは、Listener はポート 5001 を使用して UDP を受信します。
3 番目の引数は、最後に 1 を追加して送信するメッセージです。予約済みのサーバ起動同期プロトコルである 1 を追加すると、UDP ゲートウェイを使用して RunBrowser メッセージがデバイスに送信されます。
システム呼び出しが実行されると、RunBrowser メッセージがデバイスに送信され、そのデバイスで Internet Explorer が起動して iAnywhere ホーム・ページがロードされます。
SA_SEND_UDP システム・プロシージャの詳細については、sa_send_udp システム・プロシージャを参照してください。
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