「同期モデル」は、Mobile Link アプリケーションを簡単に作成できるツールです。同期モデルは、Sybase Central の同期モデル作成ウィザードによって作成されるファイルです。
同期モデル作成ウィザードを実行すると、スキーマ情報を取得するために統合データベースに接続するように求められます。データベースを統合データベースとして設定していない場合は、Mobile Link システム・テーブルや同期に必要なその他のオブジェクトを作成する設定スクリプトがウィザードによって適用されます。データベースを統合データベースとして設定してある場合は、モデルを展開するまで統合データベースは変更されません。ウィザードを完了すると、データベースへの接続が切断されます。
同期モデル作成ウィザードを終了すると、「モデル・モード」でモデルが表示されます。モデル・モードを使用してモデルをカスタマイズできます。モデル・モードにあるときは、オフラインでの作業になります。統合データベースは変更されません。モデルは拡張子 .mlsm のモデル・ファイルに格納されます。
モデルが完成したら、同期モデル展開ウィザードを使用してモデルを展開します。同期モデル展開ウィザードでは、選択した展開オプションを使用して、Mobile Link サーバとクライアントを実行するスクリプト・ファイルを作成できます。展開時に既存のデータベースを変更するか、ウィザードを使用して実行できるファイルを作成するかを選択できます。
展開後に、そのままモデルまたはデータベースをカスタマイズし、再展開することができます。また、Mobile Link のマニュアル全体に記載されている技術を使用して、展開した同期システムをモデル・モード以外で変更することもできます。ただし、モデル・モード以外で同期システムを変更した場合は、変更内容をリバース・エンジニアリングでモデルに戻すことはできません。
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