Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.

SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Mobile Link - クイック・スタート » Mobile Link テクノロジの概要 » Mobile Link のモデル » モデル・モード

 

モデル・モードでのサーバ起動同期の設定

サーバ起動同期を使用すると、統合データベースで変更が行われたときに、クライアントで同期を起動することができます。モデル・モードには、サーバ起動同期を設定するための方法が用意されています。この方法では、サーバ起動同期の設定と実行を簡単に行うことができますが、バージョンが限定されています。

[通知] タブ
♦  サーバ起動同期を設定するには、次の手順に従います (Sybase Central モデル・モードと同期モデル展開ウィザードの場合)。
  1. 同期モデル作成ウィザードを使用して、Mobile Link モデルを作成します。

  2. モデルがモデル・モードで開いたら、モデル上部の [通知] タブを開きます。

  3. [サーバ起動同期を有効にする] を選択します。

  4. 通知に使用する統合データベースのテーブルを選択します。

    このテーブル内のデータが変更されると、リモート・データベースに通知が送信されます。通知により、同期がトリガされます。

    この目的のためには、タイムスタンプベースのダウンロード・カーソルを定義したテーブルだけを選択できます (デフォルト)。通知はダウンロード・カーソルの内容に基づきます。

    download_cursor スクリプトの作成を参照してください。

  5. ポーリング間隔を選択します。これは、ポーリングからポーリングまでの時間です。事前に定義されたポーリング間隔を選択するか、間隔を入力できます。デフォルトは 30 秒です。

    データベース接続が失われた場合、Notifier はデータベースが再び使用可能になった後に、この最初のポーリング間隔で自動的にリカバリを行います。

  6. オプションで、Notifier のデータベース接続の独立性レベルを変更します。デフォルトは、コミットされた読み出しです。

    独立性レベルの設定結果に注意してください。レベルが高くなると競合が増加し、パフォーマンスが逆に低下することがあります。独立性レベル 0 に設定すると、コミットされていないデータ (最終的にロールバックされるデータ) を読み込むことができます。

  7. オプションで、通知が送信されるゲートウェイを変更します。デフォルトは、default_device_tracker ゲートウェイです。ゲートウェイと Carrierを参照してください。

♦  サーバ起動同期でモデルを展開するには、次の手順に従います。
  1. モデルを展開します。

    1. [ファイル] - [展開] を選択します。

    2. 同期モデル展開ウィザードの指示に従います。

      モデルの配備を参照してください。

    3. [サーバによって開始される同期のリスナ] ページで、Listener のオプションを選択します。

  2. モデルが展開されます。作成されたファイルの詳細については、展開したモデルの同期を参照してください。

  3. サーバ起動同期を使用するには、次の操作を行います。

    1. Mobile Link サーバを起動します。

    2. 最初の同期を行います (まだ行っていない場合)。

    3. Listener を起動します。

  4. 同期モデル作成ウィザードを最初に開始したときに選択したディレクトリに移動します。このディレクトリには、拡張子 .mlsm のモデルが格納されています。また、次のサブディレクトリもあります。

    • \mlsrv

    • \remote

    • \consolidated

サーバ起動同期について (モデル・モード外の場合)

モデル・モードのバージョンのサーバ起動同期では、Mobile Link サーバがテーブルに対して download_cursor スクリプトを使用して、同期をいつ開始するかを決定します。これは、download_cursor スクリプトを使用して Notifier に request_cursor を生成することによって行われます。このバージョンのサーバ起動同期を使用する場合、request_cursor はカスタマイズできません。

download_cursor スクリプトの作成request_cursor イベントを参照してください。

モデル・モードでは、通知を送信するために Device Tracker ゲートウェイも設定します。ゲートウェイはカスタマイズできます。ゲートウェイと Carrierを参照してください。

Sybase Central モデル・モードには、サーバ起動同期の簡略バージョンも用意されていますが、完全なバージョンを設定することもできます。サーバ起動同期の完全な実装については、Mobile Link - サーバ起動同期を参照してください。

モデル・モードを使用しないでサーバ起動同期を設定するときに必要な処理については、サーバ起動同期のクイック・スタート・ガイドを参照してください。