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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Mobile Link - クイック・スタート » Mobile Link チュートリアル » チュートリアル:Oracle 10g 統合データベースでの Mobile Link の使用

 

レッスン 4:同期モデルの作成

同期モデル作成ウィザードを使用すると、統合データベースとリモート・データベースの間の同期を順を追って設定できます。

♦  同期モデルを作成するには、次の手順に従います。
  1. Sybase Central を起動します。

  2. [ツール] - [Mobile Link 11] - [Mobile Link の同期の設定] をクリックします。

  3. 新しい同期モデルに sync_oracle という名前を付け、このモデルのロケーションを入力します。

  4. [プライマリ・キー要件] ページで、3 つのチェックボックスをすべて選択します。

  5. [統合データベース・スキーマ] ページで、統合データベースに接続します。

    1. [統合データベースの選択] をクリックします。

    2. [ODBC データ・ソース名] を選択してから、oracle_cons を選択します。[OK] をクリックします。

    3. Mobile Link が今回初めて統合データベースを使用する場合、Mobile Link システム設定をインストールするかどうか確認するメッセージが表示されます。Mobile Link システム設定をインストールすると、Mobile Link システム・テーブルと Mobile Link システム・プロシージャが追加されます。[はい] をクリックします。

      エラー・メッセージが表示された場合は、データ・ソースが正しく設定されているか確認します。

    4. Mobile Link システム・テーブルと Mobile Link システム・プロシージャが統合データベースに追加されると、名前、ユーザ、製品、バージョンがページ上に表示されます。[次へ] をクリックします。

      統合データベース・スキーマからテーブルがロードされます。

  6. 次の手順でリモート・スキーマを作成します。

    1. [リモート・データベース・スキーマ] ページで [いいえ、新しいリモート・データベース・スキーマを作成します] を選択し、[次へ] をクリックします。

    2. [新しいリモート・データベース・スキーマ] ページで、リモート・スキーマに追加する次のテーブルのチェックボックスをオンにして、[次へ] をクリックします。

      • CUSTOMERS
      • ORDERS
      • ORDER_ITEMS
      • PRODUCT_INFORMATION
  7. ダウンロード・タイプを次の手順で選択し、設定します。

    1. [ダウンロード・タイプ] ページで、[タイムスタンプベースのダウンロード] を選択します。

      タイムスタンプベースのダウンロードを選択すると、前回のダウンロード以降に更新されたデータのみが転送されるため、データ量を最小限に抑えることができます。

    2. [タイムスタンプ・ダウンロードのオプション] ページで、[シャドー・テーブルを使用してタイムスタンプ・カラムを保持する] を選択します。

      シャドー・テーブルを使用すると既存のテーブルを変更する必要がないため、推奨されることが多くあります。

  8. [削除のダウンロード] ページで、リモート・デバイスにレコードの削除を伝達する方法を次のように指定します。

    1. リモート・データベースが削除をダウンロードするようにするには、[はい] を選択します。

    2. [シャドー・テーブルを使用して削除を記録する] を選択します。

      シャドー・テーブルが統合データベースに作成され、削除が実装されます。

  9. [サブセットのダウンロード] ページで、リモート・データベースが統合データベースのデータのサブセットのみをダウンロードするように指定します。

    1. [はい、各リモート・データベースに同じデータをダウンロードします] をクリックします。(モデル・モードのレッスンの手順 2 で、カスタム論理を使用して特定のデータをリモート・データベースにダウンロードする方法を指定します。)

  10. [アップロード競合の検出] ページで、[競合検出を実行しない] を選択します。

    多くのアプリケーションでは競合の検出が必要ですが、このチュートリアルでは実行しません。

  11. [パブリケーション、スクリプト・バージョン、説明] ページで、パブリケーション名として sync_oracle_publication と入力し、スクリプト・バージョンとして sync_oracle_scriptversion と入力します。

    パブリケーションは、同期するデータを指定するリモート・データベース上のオブジェクトです。Mobile Link サーバのスクリプトにより、リモート・データベースからアップロードされたデータを統合データベースに適用する方法と、スクリプト・バージョンによりスクリプトをグループ化する方法が定義されます。アプリケーションごとに異なるスクリプト・バージョンを使用できるため、1 つの Mobile Link サーバを管理するだけで複数のアプリケーションを同期できます。

  12. [完了] をクリックします。

    モデルがモデル・モードで表示されます。

モデル・モード
  1. データの同期方向を指定するには、[マッピング方向] カラムで次のように方向を設定します。

    • ORDERS と ORDER_ITEMS の各テーブルは双方向 (アップロードとダウンロード)
    • それ以外のテーブルはダウンロードのみ
  2. リモート・データベースにダウンロードされたローを、リモート ID を基準として次のようにフィルタします。

    1. ORDERS テーブルで、[サブセットのダウンロード][カスタム] に変更します。

    2. 画面下部の [サブセットのダウンロード] タブを開きます。

    3. リモート ID はリモート・データベースをユニークに識別します。リモート ID を基準にローをフィルタするには、download_cursor スクリプトの WHERE 句に制限を追加します。この処理を行うには、[ダウンロード・カーソルの WHERE 句で使用する SQL 式] テキスト・ボックスで次のように探索条件を入力します。

      "OE"."ORDERS"."SALES_REP_ID" = {ml s.remote_id}

      ダウンロード・カーソル・スクリプトは、各テーブルからどのカラムとローをリモート・データベースにダウンロードするかを指定します。探索条件の指定により、1 人の販売担当者 (データベースのリモート ID が一致する担当者) に関する情報のみをダウンロードするようにすることができます。

  3. 同期モデルを保存します。

    同期モデルが完成して、展開の準備が完了します。

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