このレッスンでは、SQL Anywhere 統合データベースを設定する手順を説明します。
統合データベースとスキーマを作成します。
Mobile Link 設定スクリプトを実行します。
統合データベース用の ODBC データ・ソースを定義します。
次の手順では、Sybase Central のデータベース作成ウィザードを使用して統合データベースを作成します。
[スタート] - [プログラム] - [SQL Anywhere 11] - [Sybase Central] を選択します。
[ツール] - [SQL Anywhere 11] - [データベースの作成] を選択します。
[ようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
[メイン・データベース・ファイルを保存] フィールドに C:\MLmon\cons.db と入力します。[次へ] をクリックします。
データベース作成ウィザードの指示に従い、デフォルト値をそのまま使用します。
[完了] をクリックします。
統合データベース・スキーマに、ハードウェア製品の名前と数量を格納する Product テーブルを追加します。
Sybase Central の左ウィンドウ枠で、cons - DBA を右クリックし、[ファイル] - [Interactive SQL を開く] を選択します。
Product テーブルを作成します。
Interactive SQL で次のコマンドを実行します。
/* the Product table */ create table Product ( name varchar(128) not null primary key, quantity integer, last_modified timestamp default timestamp ) go insert into Product(name, quantity) values ( 'Screwmaster Drill', 10); insert into Product(name, quantity) values ( 'Drywall Screws 10lb', 30); insert into Product(name, quantity) values ( 'Putty Knife x25', 12); go |
競合解決に使用するテンポラリ・テーブルを作成します。
レッスン 6:競合検出と競合解決のためのスクリプトの作成では、競合が発生したときにこれらのテーブルに値を挿入するスクリプトを作成します。
/* the Product_old table */ create table Product_old ( name varchar(128) not null primary key, quantity integer, last_modified timestamp default timestamp ) go /* the Product_new table */ create table Product_new ( name varchar(128) not null primary key, quantity integer, last_modified timestamp default timestamp ) go |
各テーブルの作成が成功したことを検証します。
たとえば、Product テーブルの内容を検証するには、Interactive SQL で次のコマンドを実行します。
select * from Product |
Mobile Link の設定スクリプトを実行して Mobile Link に必要なシステム・オブジェクトを追加します。
[SQL 文] ウィンドウ枠で次のように入力します。
read "C:\Program Files\SQL Anywhere 11\MobiLink\setup\syncsa.sql" |
SQL Anywhere 11 ドライバを使用して、cons データベース用の ODBC データ・ソースを定義します。
[スタート] - [プログラム] - [SQL Anywhere 11] - [ODBC アドミニストレータ] を選択します。
[ユーザー DSN] タブをクリックし、[追加] をクリックします。
[名前] リストで [SQL Anywhere 11] をクリックします。[完了] をクリックします。
[SQL Anywhere 11 の ODBC 設定] ウィンドウで、次の操作を行います。
[ODBC] タブをクリックします。
[データ・ソース名] フィールドに sa_cons と入力します。
[ログイン] タブをクリックします。
[ユーザ ID] フィールドに DBA と入力します。
[パスワード] フィールドに sql と入力します。
[データベース] タブをクリックします。
[サーバ名] フィールドに cons と入力します。
[データベース・ファイル] フィールドに C:\MLmon\cons.db と入力します。
[OK] をクリックします。
[OK] をクリックします。
dbinit コマンド・ライン・ユーティリティを使用した統合データベースの作成については、初期化ユーティリティ (dbinit)またはレッスン 3:同期スクリプトの作成を参照してください。
統合データベースの詳細については、SQL Anywhere 以外の RDBMS が統合データベースの場合も含め、Mobile Link 統合データベースを参照してください。
Interactive SQL の詳細については、Interactive SQL の使用を参照してください。
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