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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Mobile Link - クイック・スタート » Mobile Link チュートリアル » チュートリアル:スクリプトの作成と同期のモニタリング

 

レッスン 1:SQL Anywhere 統合データベースの設定

このレッスンでは、SQL Anywhere 統合データベースを設定する手順を説明します。

  1. 統合データベースとスキーマを作成します。

  2. Mobile Link 設定スクリプトを実行します。

  3. 統合データベース用の ODBC データ・ソースを定義します。

統合データベースの作成

次の手順では、Sybase Central のデータベース作成ウィザードを使用して統合データベースを作成します。

♦  SQL Anywhere データベースを作成するには、次の手順に従います。
  1. [スタート] - [プログラム] - [SQL Anywhere 11] - [Sybase Central] を選択します。

  2. [ツール] - [SQL Anywhere 11] - [データベースの作成] を選択します。

  3. [ようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。

  4. [次へ] をクリックします。

  5. [メイン・データベース・ファイルを保存] フィールドに C:\MLmon\cons.db と入力します。[次へ] をクリックします。

  6. データベース作成ウィザードの指示に従い、デフォルト値をそのまま使用します。

  7. [完了] をクリックします。

統合データベース・スキーマの生成

統合データベース・スキーマに、ハードウェア製品の名前と数量を格納する Product テーブルを追加します。

♦  統合データベース・スキーマに Product テーブルを追加する場合は、次の手順に従います。
  1. Sybase Central の左ウィンドウ枠で、cons - DBA を右クリックし、[ファイル] - [Interactive SQL を開く] を選択します。

  2. Product テーブルを作成します。

    • Interactive SQL で次のコマンドを実行します。

      /* the Product table */
      create table Product (
          name    varchar(128) not null primary key,
          quantity      integer,
          last_modified timestamp default timestamp
      )
      go
      
      insert into Product(name, quantity)
        values ( 'Screwmaster Drill', 10);
      
      insert into Product(name, quantity)
        values ( 'Drywall Screws 10lb', 30);
      
      insert into Product(name, quantity)
        values ( 'Putty Knife x25', 12);
      
      go
  3. 競合解決に使用するテンポラリ・テーブルを作成します。

    レッスン 6:競合検出と競合解決のためのスクリプトの作成では、競合が発生したときにこれらのテーブルに値を挿入するスクリプトを作成します。

    /* the Product_old table */
    create table Product_old (
        name    varchar(128) not null primary key,
        quantity      integer,
        last_modified timestamp default timestamp
    )
    go
    
    /* the Product_new table */
    create table Product_new (
        name    varchar(128) not null primary key,
        quantity      integer,
        last_modified timestamp default timestamp
    )
    go
  4. 各テーブルの作成が成功したことを検証します。

    • たとえば、Product テーブルの内容を検証するには、Interactive SQL で次のコマンドを実行します。

      select * from Product
  5. Mobile Link の設定スクリプトを実行して Mobile Link に必要なシステム・オブジェクトを追加します。

    • [SQL 文] ウィンドウ枠で次のように入力します。

    read "C:\Program Files\SQL Anywhere 11\MobiLink\setup\syncsa.sql"
統合データベース用の ODBC データ・ソースを定義します。

SQL Anywhere 11 ドライバを使用して、cons データベース用の ODBC データ・ソースを定義します。

♦  統合データベース用の ODBC データ・ソースを定義するには、次の手順に従います。
  1. [スタート] - [プログラム] - [SQL Anywhere 11] - [ODBC アドミニストレータ] を選択します。

  2. [ユーザー DSN] タブをクリックし、[追加] をクリックします。

  3. [名前] リストで [SQL Anywhere 11] をクリックします。[完了] をクリックします。

  4. [SQL Anywhere 11 の ODBC 設定] ウィンドウで、次の操作を行います。

    1. [ODBC] タブをクリックします。

    2. [データ・ソース名] フィールドに sa_cons と入力します。

    3. [ログイン] タブをクリックします。

    4. [ユーザ ID] フィールドに DBA と入力します。

    5. [パスワード] フィールドに sql と入力します。

    6. [データベース] タブをクリックします。

    7. [サーバ名] フィールドに cons と入力します。

    8. [データベース・ファイル] フィールドに C:\MLmon\cons.db と入力します。

    9. [OK] をクリックします。

  5. [OK] をクリックします。

詳細情報

dbinit コマンド・ライン・ユーティリティを使用した統合データベースの作成については、初期化ユーティリティ (dbinit)またはレッスン 3:同期スクリプトの作成を参照してください。

統合データベースの詳細については、SQL Anywhere 以外の RDBMS が統合データベースの場合も含め、Mobile Link 統合データベースを参照してください。

Interactive SQL の詳細については、Interactive SQL の使用を参照してください。