Sybase Central を使用して同期スクリプトを表示、作成、修正できます。この項では、次の同期スクリプトを作成します。
upload_insert リモート・データベースに挿入されたデータを統合データベースにどのように適用するかを定義します。
download_cursor 統合データベースからダウンロードする必要があるデータを定義します。
スクリプトは、それぞれ指定のスクリプト・バージョンに属しています。スクリプトは、統合データベースにスクリプト・バージョンを追加した後に追加してください。
Sybase Central の Mobile Link プラグインを使用して cons データベースに接続します。
Sybase Central の左ウィンドウ枠で [Mobile Link 11] を選択します。
[モード] - [管理] を選択します。
[ファイル] - [接続] を選択します。
[ID] タブをクリックします。
[ODBC データ・ソース名] をクリックし、sa_cons と入力します。[OK] をクリックします。
スクリプト・バージョン ver1 を追加します。
左ウィンドウ枠で [バージョン] を右クリックし、[新規] - [バージョン] を選択します。
[新しいスクリプト・バージョンの名前を指定してください。] フィールドに ver1 と入力します。
[完了] をクリックします。
[Mobile Link 11] リストの左ウィンドウ枠で、[同期テーブル] を右クリックし、[新規] - [同期テーブル] を選択します。
[リモート・テーブルと同じ名前のテーブルを統合データベースで選択する] をクリックします。
[同期するテーブルの所有者を指定してください。] リストで [DBA] をクリックします。
[同期するテーブルを指定してください。] リストで [Product] をクリックします。
[完了] をクリックします。
アップロード用とダウンロード用のテーブル・スクリプトを統合データベースに新しく追加します。
[Mobile Link 11] リストの左ウィンドウ枠で、[同期テーブル] を展開します。
[Product] テーブルを右クリックし、[新規] - [テーブル・スクリプト] を選択します。
[テーブル・スクリプトを作成するバージョンを指定してください。] リストで ver1 をクリックします。
[テーブル・スクリプトを実行するイベントを指定してください。] リストで upload_insert をクリックします。[次へ] をクリックします。
[完了] をクリックします。
Sybase Central の右ウィンドウ枠に、次の SQL 文を入力します。
INSERT INTO Product( name, quantity, last_modified ) VALUES( ?, ?, ? ) |
upload_insert イベントは、リモート・データベースに挿入されたデータが統合データベースにどのように適用されるかを決定します。upload_insert の詳細については、upload_insert テーブル・イベントを参照してください。
[ファイル] - [保存] を選択します。
次の SQL 文を使用して、download_cursor イベントに対して手順 1 ~ 5 を繰り返します。
SELECT name, quantity, last_modified FROM Product where last_modified >= ? |
download_cursor スクリプトは、ダウンロードしてリモート・データベースに (挿入または更新によって) 取り込む必要があるローを、統合データベースから選択するためのカーソルを定義します。download_cursor の詳細については、download_cursor テーブル・イベントを参照してください。
ここで作成したスクリプトの詳細については、upload_insert テーブル・イベントとdownload_cursor テーブル・イベントを参照してください。
スクリプト・バージョンの詳細については、スクリプト・バージョンを参照してください。
スクリプトの追加方法の詳細については、スクリプトの追加と削除を参照してください。
テーブル・スクリプトの作成方法の詳細については、テーブル・スクリプトを参照してください。
同期スクリプトの作成方法の詳細については、同期スクリプトの作成を参照してください。
同期をカスタマイズするために設定できるイベントの完全なリストについては、同期イベントを参照してください。
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