テーブルの同期が完了したら、コマンド・ラインで指定して生成したメッセージ・ログ・ファイル、つまり mlserver.mls、rem1.txt、rem2.txt を使用して、同期の経過を表示できます。これらのファイルのデフォルト・ロケーションは、コマンドが実行されたディレクトリです。
ログ・ファイルをテキスト・エディタで開きます。このチュートリアルでは、ログ・ファイルは mlserver.mls です。
このファイル内で文字列「MobiLink Server started.
」を検索します。
ファイルの左側を下へスキャンします。「I.」 で始まる行は情報メッセージ、「E.」 で始まる行はエラー・メッセージです。
この例では、「E.」 の横に次のテキストがあります。
04/27 16:01:01. <Main>: Error: Unable to initialize communications stream 1: tcpip. |
このメッセージは、アップロードとダウンロードの前のエラーを示します。同期サブスクリプションまたはパブリケーションの定義にエラーが含まれる可能性があります。
次の形で始まる句を検索します。
SQL Anywhere Synchronization request from: |
この句は、同期要求が確立されたことを示します。
「Working on a request
」で始まる句を検索します。これは、クライアントとサーバが通信していることを示します。このメッセージは、高レベルの冗長性を指定している場合に表示されることがあります。
クライアント・ログ・ファイル rem1.txt をテキスト・エディタで開きます。
このファイル内で文字列「COMMIT
」を検索します。この文字列がある場合、同期は成功しています。
このファイル内で文字列「ROLLBACK
」を検索します。トランザクションがロールバックされている場合、エラーのためトランザクションが完了していません。
ファイルの左側を下へスキャンします。「E.」 と表示されている場合、エラーが発生しています。エラーがない場合、同期は正常に完了しています。
Mobile Link サーバのログ・ファイルの詳細については、Mobile Link サーバの動作のロギングを参照してください。
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