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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Mobile Link - クイック・スタート » Mobile Link テクノロジの概要 » Mobile Link CustDB サンプルの解説 » CustDB の設定

 

CustDB 統合データベースの設定

MobileLink でサポートされている任意の統合データベースを CustDB 統合データベースとして使用できます。

SQL Anywhere CustDB

SQL Anywhere CustDB 統合データベースは samples-dir\UltraLite\CustDB\custdb.db にあります。SQL Anywhere 11 CustDB という DSN はインストール環境に含まれています。

このデータベースは、samples-dir\UltraLite\CustDB\newdb.bat ファイルを使用して再構築できます。

CustDB サンプルの作りを詳しく調べるには、samples-dir\MobiLink\CustDB\syncsa.sql ファイルを参照してください。

その他の RDBMS 用の CustDB

次の SQL スクリプトを使用すると、サポートされている RDBMS のいずれかで、CustDB 統合データベースを構築できます。これらのスクリプトは、samples-dir\MobiLink\CustDB にあります。

RDBMS CustDB 設定スクリプト
Adaptive Server Enterprise custase.sql
SQL Server custmss.sql
Oracle custora.sql
DB2 LUW custdb2.sql
MySQL custmys.sql

次の手順を実行すると、サポートされている各 RDBMS 用の CustDB 統合データベースが作成されます。

統合データベースとして使用するデータベースを準備する方法の詳細については、統合データベースの設定を参照してください。

♦  統合データベースを設定するには、次の手順に従います (Adaptive Server Enterprise、DB2 LUW、MySQL、Oracle、SQL Server の場合)。
  1. 使用している RDBMS でデータベースを作成します。

  2. 以下の SQL スクリプトのいずれかを実行して Mobile Link システム・テーブルを追加します。これらのスクリプトは、SQL Anywhere 11 インストール環境の MobiLink\setup サブディレクトリにあります。

    • Adaptive Server Enterprise 統合データベースの場合は、syncase.sql を実行します。

    • MySQL 統合データベースの場合は、syncmys.sql を実行します。

    • Oracle 統合データベースの場合は、syncora.sql を実行します。

    • SQL Server 統合データベースの場合は、syncmss.sql を実行します。

  3. 以下の SQL スクリプトのいずれかを実行して CustDB データベースにサンプル・ユーザ・テーブルを追加します。これらのスクリプトは、samples-dir\MobiLink\CustDB にあります。

    • Adaptive Server Enterprise 統合データベースの場合は、custase.sql を実行します。

    • MySQL 統合データベースの場合は、custmys.sql を実行します。

    • Oracle 統合データベースの場合は、custora.sql を実行します。

    • SQL Server 統合データベースの場合は、custmss.sql を実行します。

  4. クライアント・コンピュータ上で、データベースを参照する CustDB という ODBC データ・ソースを作成します。

    1. [スタート] - [プログラム] - [SQL Anywhere 11] - [ODBC アドミニストレータ] を選択します。

    2. [追加] をクリックします。

    3. リストから適切なドライバを選択します。

      [完了] をクリックします。

    4. この ODBC データ・ソースに CustDB という名前を付けます。

    5. [ログイン] タブをクリックします。データベースの [ユーザ ID][パスワード] を入力します。

♦  統合データベースを設定するには、次の手順に従います (DB2 LUW の場合)。
  1. DB2 LUW サーバ上に統合データベースを作成します。このチュートリアルでは、これを CsutDB と呼びます。

  2. デフォルトのテーブル領域 (通常は USERSPACE1) が 8 KB ページを使用することを確認します。

    デフォルトのテーブル領域が 8 KB ページを使用しない場合は、次の手順を行います。

    1. 1 つ以上のバッファ・プールに 8 KB ページがあることを確認します。ない場合は、8 KB ページのバッファ・プールを作成してください。

    2. 8 KB ページのある新しいテーブル領域とテンポラリ・テーブル領域を作成します。

      詳細については、DB2 LUW のマニュアルを参照してください。

  3. 以下のように、MobiLink\setup\syncdb2.sql ファイルを使用して、Mobile Link システム・テーブルを DB2 LUW 統合データベースに追加します。

    1. syncdb2.sql ファイルの先頭にある接続コマンドを変更します。DB2Database を、お使いのデータベース名 (またはそのエイリアス) に置き換えます。この例では、このデータベースを CustDB と呼びます。以下に示すように、DB2 のユーザ名とパスワードを追加することもできます。

      connect to CustDB user userid using password ~
    2. サーバまたはクライアント・コンピュータで、DB2 LUW コマンド・ウィンドウを開きます。次のコマンドを入力して syncdb2.sql を実行します。

      db2 -c -ec -td~ +s -v -f syncdb2.sql
  4. samples-dir\MobiLink\CustDB にある custdb2.class を DB2 LUW サーバの SQLLIB\FUNCTION ディレクトリにコピーします。このクラスには、CustDB サンプルで使用されるプロシージャが含まれています。

  5. 以下のように、データ・テーブルを CustDB に追加します。

    1. 必要に応じて、custdb2.sql の接続コマンドを変更します。たとえば、以下に示すように、ユーザ名とパスワードを追加できます。useridpassword を、使用するユーザ名とパスワードに置き換えてください。

      connect to CustDB user userid using password
    2. サーバまたはクライアント・コンピュータで、DB2 コマンド・ウィンドウを開きます。

    3. 次のコマンドを入力して custdb2.sql を実行します。

      db2 -c -ec -td~ +s -v -f custdb2.sql
    4. 処理が完了したら、次のコマンドを入力してコマンド・ウィンドウを閉じます。

      exit
  6. DB2 LUW クライアント上で、DB2 LUW データベースを参照する CustDB という ODBC データ・ソースを作成します。

    1. ODBC アドミニストレータを起動します。

      [スタート] - [プログラム] - [SQL Anywhere 11] - [ODBC アドミニストレータ] を選択します。

      [ODBC データ ソース アドミニストレータ] が表示されます。

    2. [ユーザー DSN] タブで、[追加] をクリックします。

    3. [データ ソースの新規作成] ウィンドウで、DB2 LUW データベース用の ODBC ドライバを選択します。たとえば、IBM DB2 UDB ODBC ドライバを選択します。[完了] をクリックします。

      ODBC ドライバの設定方法については、次のマニュアルを参照してください。

  7. 以下のようにして、DB2 LUW クライアント上で custdb2setuplong Java アプリケーションを実行します。このアプリケーションは、データベースの CustDB サンプルをリセットします。初期設定が終了したら、同じコマンド・ラインを入力してこのアプリケーションを実行し、CustDB データベースをいつでもリセットできます。

    • データ・ソースに CustDB 以外の名前を使用する場合は、以下のように入力して custdb2setuplong.java の接続コードを変更し、再コンパイルする必要があります。システム変数 %db2tempdir% で指定するパスにスペースが含まれている場合は、パスを引用符で囲んでください。

      javac -g -classpath %db2tempdir%\java\jdk\lib\classes.zip;
      %db2tempdir%\java\db2java.zip;
      %db2tempdir%\java\runtime.zip custdb2setuplong.java
    • 次のように入力します。ここでは、useridpassword は CustDB ODBC データ・ソースに接続するためのユーザ名とパスワードです。

      java custdb2setuplong userid password
参照