QAnywhere は、以下のアプリケーション間通信機能とコンポーネントで構成されています。
QAnywhere API オブジェクト指向の QAnywhere API は、Windows デスクトップ向けや Windows Mobile デバイス向けのメッセージング・アプリケーションを構築するためのインフラストラクチャとして使用できます。QAnywhere API は Java、C++、.NET、SQL で使用できます。
蓄積転送 QAnywhere アプリケーションは、クライアントとサーバの間の接続が確立されてデータ転送が可能になるまで、ローカルにメッセージを格納しておきます。
データ同期の補完 QAnywhere アプリケーションは、リレーショナル・データベースを一時的なメッセージ・ストアとして使用します。リレーショナル・データベースを使用することで、メッセージ・ストアのセキュリティ保護、トランザクション・ベースのコンピューティング、リレーショナル・データベースのその他の利点が得られます。
SQL Anywhere リレーショナル・データベースをメッセージ・ストアとして使用すると、QAnywhere とデータ同期ソリューションを容易に組み合わせることができます。これは、どちらも Mobile Link 同期を使用して、クライアント/サーバ間情報交換の基本メカニズムを実現しているからです。
外部メッセージング・システムとの統合 QAnywhere アプリケーション間でメッセージ交換を実現できるだけでなく、JMS インタフェースをサポートする外部メッセージング・システムに QAnywhere クライアントを統合することもできます。
暗号化 メッセージは、トランスポート・レイヤ・セキュリティを使用して暗号化して送信できます。また、単純暗号化や FIPS 認定の AES アルゴリズムを使用してメッセージ・ストアを暗号化することもできます。
圧縮 メッセージの内容は、一般的な ZLIB 圧縮ライブラリを使用して圧縮してから格納できます。
認証 QAnywhere クライアントの認証は、組み込みの機能を使用したり、組織で使用している認証サーバなどのカスタム認証スクリプトを使用したりして実行できます。
複数ネットワーク対応 QAnywhere は、TCP/IP または HTTP をサポートしている有線ネットワークまたは無線ネットワークのすべてで動作します。
フェールオーバ 複数の Mobile Link サーバを実行し、いずれかのサーバで障害が発生したときに代替サーバに処理が引き継がれるようにすることができます。
管理 QAnywhere アプリケーションは、クライアント側とサーバ側でメッセージの参照と操作を実行できます。
複数のキュー クライアント・デバイス上で任意の名前のキューを複数使用できるので、1 つのデバイスで複数のクライアント・アプリケーションを実行できます。アプリケーションは、任意の数のキューを使用してメッセージを送受信できます。メッセージは、同一デバイスで動作しているアプリケーションの間だけでなく、それぞれ異なるデバイスで動作しているアプリケーションの間でも交換できます。
サーバによって開始されるメッセージの送受信 QAnywhere を使用すると、クライアント・デバイスにメッセージをプッシュできるので、クライアント・アプリケーションにメッセージ駆動型のロジックを実装できます。
転送ルール 転送ルールを作成すると、メッセージの転送を実行するタイミングを指定できます。
再開可能なダウンロード
サイズの大きなメッセージやまとまった量のメッセージがある場合、それらのメッセージは少しずつ QAnywhere クライアントに送信されます。これによって、ネットワーク障害が発生した場合のデータの再転送が最小限に抑えられます。
配信の保証 QAnywhere を使用すると、メッセージが確実に配信されます。
モバイル Web サービス モバイル Web サービスは、QAnywhere 経由の Web サービス要求と応答の転送を容易にします。
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |