メッセージの詳細レポートは、<MessageDetailsReport> タグを含む XML メッセージです。このレポートは、レポート・ヘッダとそれに続くオプションの <message> タグから構成されます。各レポートのヘッダは、次のタグから構成されます。
<MessageDetailsReport> タグのサブタグ |
説明 |
---|---|
<message> |
レポートの本文は <message> タグのリストから構成されます。<message> タグのサブタグは、選択条件を満たすメッセージごとに特定の詳細情報を表示します。メッセージが選択されていない場合や、元の要求で詳細要素が指定されていない場合は、<message> タグはレポートに含まれません。それ以外の場合は、メッセージごとに独自の <message> タグがあります。 |
<messageCount> |
要求の選択条件を満たすメッセージの数。 |
<requestId> |
レポートを生成した要求の ID。 |
<statusDescription> |
レポートが生成された理由の簡単な説明。 |
<UTCDateline> |
レポートが生成された時刻と日付。 |
<message> タグのサブタグ | 説明 |
---|---|
<address> | メッセージのアドレス。myclient\myqueue などです。 |
<contentSize> | メッセージのサイズ。テキスト・メッセージの場合は文字数、バイナリ・メッセージの場合はバイト数です。 |
<expires> | メッセージが配信されない場合に期限切れとなる日付と時刻。 |
<kind> | メッセージがバイナリ (1) であるか、テキスト (2) であるかを示します。 |
<messageId> | 新規メッセージのメッセージ ID。メッセージ・ヘッダを参照してください。 |
<originator> | メッセージの発信者のメッセージ・ストア ID。 |
<priority> | 0 ~ 9 の整数で指定したメッセージの優先度。0 は優先度が最も低く、9 は最も高いことを表します。 |
<property> | メッセージのプロパティ。メッセージ・プロパティを参照してください。 |
<status> | メッセージの現在のステータス。ステータス・コードは事前に定義されたメッセージ・プロパティで定義されています。 |
<statusTime> | メッセージが現在のステータスになった時刻。これは現地時刻です。 |
<transmissionStatus> |
メッセージの同期ステータス。次のいずれかの値を取ります。
|
次に、メッセージの詳細レポートの例を示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <MessageDetailsReport> <requestId>testReport</requestId> <UTCDatetime>Mon Jan 16 15:03:04 EST 2006</UTCDatetime> <statusDescription>Scheduled report</statusDescription> <messageCount>1</messageCount> <message> <messageId>ID:26080b8927f83f9722357eab0a0628eb</messageId> <status>60</status> <property> <name>myPropName</name> <value>myPropVal</value> </property> </message> </MessageDetailsReport> |
次の <condition> タグは、 (msgId=ID:144... OR msgId=ID225...) AND (status=pending) AND (kind=textmessage) AND (値が 'myVal' のプロパティ 'myProp' を含む) という探索条件を満たすメッセージを選択します。
<condition> <messageId>ID:144d7e44dc2d7e1d</messageId> <messageId>ID:22578sd5dsd99s8e</messageId> <status>1</status> <kind>text</kind> <property>myProp=myVal</property> </condition> |
ワンタイム要求は、<schedule> タグが指定されていない要求です。ワンタイム要求は、1 つのレポートを生成する場合に使用され、レポートが送信されると削除されます。次の要求では、現在サーバ上に置かれている優先度 9 のすべてのメッセージについて、メッセージ ID、ステータス、送信先アドレスを表示するレポートを 1 つ生成します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <actions> <MessageDetailsRequest> <request> <requestId>testRequest</client> <condition> <priority>9</priority> </condition> <messageId/> <status/> <address/> </request> </MessageDetailsRequest> </actions> |
次のメッセージの詳細要求サンプルでは、メッセージ ID とメッセージ・ステータスを含むレポートを生成します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <actions> <MessageDetailsRequest> <!-- ... --> <messageId /> <status /> </MessageDetailsRequest> </actions> |
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