各メッセージには、アプリケーションで定義されたプロパティ値をサポートする組み込みの機能があります。これらのメッセージ・プロパティを使用すると、アプリケーションで定義されたメッセージ・フィルタリングを実行できます。
メッセージ・プロパティは名前と値の組み合わせです。オプションでメッセージに挿入して、構造を示すことができます。たとえば、.NET API では、定数 MessageProperties.ORIGINATOR で識別される、事前に定義されたメッセージ・プロパティ ias_Originator は、メッセージを送信したメッセージ・ストアの ID を指定します。メッセージ・プロパティを転送ルールで使用して、メッセージを転送することが妥当であるかどうかを判別することができます。
メッセージ・プロパティには、次の 2 種類があります。
事前に定義されたメッセージ・プロパティ このメッセージ・プロパティには、必ず ias_ または IAS_ のプレフィクスが付けられています。事前に定義されたメッセージ・プロパティを参照してください。
カスタムのメッセージ・プロパティ ユーザが定義したメッセージ・プロパティです。このプロパティに ias_ または IAS_ のプレフィクスを付けることはできません。カスタムのメッセージ・プロパティを参照してください。
事前定義またはカスタムのプロパティのどちらの場合も、get メソッドと set メソッドを使用してメッセージ・ストア・プロパティにアクセスし、プロパティの名前を最初のパラメータとして渡します。メッセージ・プロパティの管理を参照してください。
利便性のためにいくつかのメッセージ・プロパティは事前に定義されています。事前に定義されたプロパティは読み込み可能ですが、設定はできません。事前に定義されたメッセージ・プロパティは次のとおりです。
メッセージ・プロパティの詳細については、メッセージ・プロパティを参照してください。
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