クライアント側の転送ルールは、クライアントからサーバに転送されるメッセージの動作を管理します。クライアント側の転送ルールは QAnywhere Agent によって処理されます。
デフォルトでは、QAnywhere Agent は自動ポリシーを使用します。QAnywhere Agent の転送ポリシーとして転送ルール・ファイルを指定することによって、このデフォルトの動作を変更、カスタマイズできます。
次の qaagent コマンド・ライン (一部) は、QAnywhere Agent 用のルール・ファイルを指定する方法を表しています。
qaagent -policy myrules.txt ... |
転送ルールの作成方法の詳細については、ルールの構文を参照してください。
ポリシーの詳細については、次の項を参照してください。
クライアント側の削除ルールについては、クライアント側の削除ルールを参照してください。
転送ルール・ファイルには、次のエントリがあります。
ルール 1 行に記述できるルールは 1 つだけです。
各ルールは 1 行に入力する必要がありますが、行が次の行に続くことを表す文字として円記号 (\) を使用できます。
コメント コメントは、行頭に # または ; を付けて示します。コメント行のすべての文字は無視されます。
転送ルール・ファイルには、メッセージ・ストアからメッセージを削除するタイミングも指定できます。
メッセージの削除ルールを参照してください。
Sybase Central QAnywhere プラグインを使用して、QAnywhere Agent ルール・ファイルを作成することもできます。
たとえば、次に示すクライアント側の転送ルール・ファイルでは、営業時間中はサイズが小さく、優先度が高いメッセージだけを転送し、営業時間外はどのメッセージでも転送するように指定しています。このルールは自動的 (automatic) に実行されます。つまり、条件が満たされると、即座にメッセージが転送されます。この例から分かるように、条件には、メッセージからの情報とそれ以外の情報 (現在時刻など) を指定できます。
automatic=(ias_ContentSize < 100000 AND ias_Priority > 7 ) \ OR datepart(Weekday,ias_CurrentDate) in ( 1, 7 ) \ OR ias_CurrentTime < datetime('8:00:00') \ OR ias_CurrentTime > datetime('18:00:00') |
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