メッセージ転送とは、クライアント・メッセージ・ストアとサーバ・メッセージ・ストアの間でメッセージを移動するアクションを指します。
メッセージ転送は、QAnywhere Agent と Mobile Link サーバによって次のように処理されます。
QAnywhere Agent は、QAnywhere クライアント・メッセージ・ストアと接続されており、Mobile Link サーバとの間でメッセージを転送します。
Mobile Link サーバは、サーバ・メッセージ・ストアと接続されており、QAnywhere Agent からのメッセージを受信して他の QAnywhere Agent に転送します。
メッセージ転送が実行されるのは、クライアント・メッセージ・ストアとサーバ・メッセージ・ストアの間だけです。メッセージ転送は、QAnywhere Agent が Mobile Link サーバに接続されているときしか実行されません。
QAnywhere では、ルールとはメッセージの転送を発生させる時期、転送するメッセージ、メッセージを削除する時期を決定する論理のことです。ルールは、サーバ側とクライアント側で指定できます。
ルールには、スケジュール部分と条件部分があります。スケジュールはイベントが実行されるタイミングを定義し、条件はイベントに含めるメッセージを定義します。たとえば、イベントがメッセージ転送である場合は、転送を実行するタイミングをスケジュールで指定し、転送に含めるメッセージを条件で定義します。イベントがメッセージの削除である場合は、削除を行うタイミングをスケジュールで指定し、削除対象のメッセージを条件で指定します。
転送ルールでは、メッセージ転送のタイミングと転送するメッセージを指定できます。転送ルールは、サーバとクライアントの両方に対して指定できます。
転送ルールを指定する方法の詳細については、次の項を参照してください。
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