セレクタを使用したメッセージの参照

「メッセージ・セレクタ」を使用すると、参照するメッセージを選択できます。メッセージ・セレクタは SQL に似た式で、参照操作でメッセージのサブセットを選択するための条件を指定します。

メッセージ・セレクタの構文とセマンティックは、転送ルールの条件部分とまったく同じです。

条件構文を参照してください。

次の .NET の例では、intprop というプロパティに値 1 が設定されているメッセージ・ストア内のすべてのメッセージを参照します。

QAMessage msg;
IEnumerator msgs = mgr.BrowseMessagesBySelector( "intprop = 1" );
while( msgs.MoveNext() ) {
  msg = (QAMessage)msgs.Current;
  // Process message.
}

次の C++ の例では、intprop というプロパティに値 1 が設定されているメッセージ・ストア内のすべてのメッセージを参照します。

QAMessage *msg;
qa_browse_handle bh = mgr->browseMessagesBySelector( _T("intprop = 1") );
for (;;) {
  msg = mgr->browseNextMessage( bh );
  if( msg == qa_null ) {
    break;
  }
  // Process message.
}
mgr->browseClose( bh );

次の Java の例では、intprop というプロパティに値 1 が設定されているメッセージ・ストア内のすべてのメッセージを参照します。

QAMessage msg;
java.util.Enumeration msgs = mgr.browseMessagesBySelector( "intprop = 1" );
while( msgs.hasMoreElements() ) {
  msg = (QAMessage)msgs.nextElement();
  // Process message.
}

参照

.NET：BrowseMessagesBySelector メソッド
C++：browseMessagesBySelector 関数
Java：browseMessagesBySelector メソッド
SQL：SQL API では、メッセージを参照できません。