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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » QAnywhere » QAnywhere クライアント・アプリケーションの作成 » QAnywhere API の初期化

 

Java アプリケーションの設定

QAnywhere Java クライアントを使用してメッセージを送信または受信する前に、次の初期化処理を実行する必要があります。

♦  QAnywhere Java API を初期化するには、次の手順に従います。
  1. qaclient.jar のロケーションをクラスパスに追加します。デフォルトでは、このファイルは install-dir\Java にあります。

  2. ianywhere.qanywhere.client パッケージをインポートします。

    import ianywhere.qanywhere.client.*;
  3. QAManager オブジェクトを作成します。

    QAManager mgr;
    mgr = QAManagerFactory.getInstance().createQAManager(null);

    createQAManager メソッドにプロパティ・ファイルを指定して、QAManager オブジェクトをカスタマイズすることもできます。

    mgr = QAManagerFactory.getInstance().createQAManager("qa_mgr.props.");
    ヒント

    同時実行性の利点を最大限に生かすために、マルチスレッド・アプリケーションでは、スレッドごとに QAManager を作成する必要があります。マルチスレッドでの考慮事項を参照してください。

  4. QAManager オブジェクトを初期化します。

    mgr.open(AcknowledgementMode.EXPLICIT_ACKNOWLEDGEMENT);

    open メソッドの引数には、メッセージの受信確認方法を示す受信確認モードを指定します。これは、IMPLICIT_ACKNOWLEDGEMENT または EXPLICIT_ACKNOWLEDGEMENT のどちらかにする必要があります。前者は暗黙的な受信確認モードを意味します。このモードの場合、メッセージはクライアントで受信されると受信確認されます。後者は明示的な受信確認モードを意味します。このモードの場合、QAManager のいずれかの acknowledgement メソッドを呼び出してメッセージを受信確認する必要があります。

    受信確認モードの詳細については、AcknowledgementMode インタフェースを参照してください。

注意

QAManager を作成する代わりに、QATransactionalManager を作成できます。トランザクション志向メッセージングの実装 (Java クライアントの場合)を参照してください。

これで、メッセージを送信する準備ができました。

参照