新しい SQL Anywhere または Ultra Light データベースを作成します。
データベースの作成を参照してください。
各クライアント・メッセージ・ストアを初期化します。この初期化を行うには、次のオプションを指定して QAnywhere Agent または QAnywhere Ultra Light Agent を実行します。
-c オプション 作成したデータベースに接続するための接続文字列を指定します。
-c オプションを参照してください。
-si オプション データベースを初期化します。-si オプションを指定すると、デフォルトのデータベース・ユーザとパスワードが作成されます。エージェントは、データベースを初期化した後、停止します。
-si オプションを指定した qaagent を実行して QAnywhere を初期化すると、QAnywhere Agent は QAnywhere メッセージングで必要なクライアント・システム・テーブルを作成します。QAnywhere では、サーバ・システム・テーブルも使用します。サーバ・システム・テーブルは Mobile Link セットアップのインストール時に作成されます。すべての QAnywhere システム・テーブルは、ml_qa_ で始まる名前になります。これは変更できません。
-si オプションを参照してください。
-id オプション クライアント・メッセージ・ストア ID を事前に割り当てます (オプション)。
クライアント・メッセージ・ストア ID の作成と-id オプションを参照してください。
-mu オプション Mobile Link サーバでの認証で使用するユーザ名を作成します (オプション)。ここで -mu オプションを使用しなくても、QAnywhere Agent の起動時にいつでも指定できます。ユーザ名が既存していない場合は、自動的に作成されます。
-mu オプションを指定してユーザ名を作成した場合は、その名前をサーバ・メッセージ・ストアに追加する必要があります。-zu+ オプションを指定して mlsrv11 を実行すると、この処理が自動的に行われるようになります。この処理は、それ以外の方法でも実行できます。
QAnywhere クライアント・ユーザ名の登録を参照してください。
デフォルトのパスワードを変更します。また、クライアント・メッセージ・ストアのセキュリティを保護するための手順も実行します。
セキュリティ保護されたクライアント・メッセージ・ストアの作成を参照してください。
旧バージョンの QAnywhere で作成したクライアント・メッセージ・ストアをアップグレードすることもできます。
-su オプションと-sur オプションを参照してください。
クライアント・メッセージ・ストアを作成および管理するには、Sybase Central を使用する方法が最も簡単です。QAnywhere プラグインのタスクのウィンドウ枠から、[クライアント・メッセージ・ストア] を選択します。
クライアント・メッセージ・ストア ID を指定しなかった場合には、-si オプションを指定して qaagent を実行した後、最初に qaagent を実行したときに、デバイス名がクライアント・メッセージ・ストア ID として割り当てられます。ID は QAnywhere Agent ウィンドウに表示されます。
ID は手動で指定するほうが便利です。ID は次の方法で指定できます。
qaagent -si オプションを使用してクライアント・メッセージ・ストアを初期化するときに、qaagent -id オプションを使用して ID を指定する。
クライアント・メッセージ・ストアの初期化の後、最初に qaagent を実行するときに、-id オプションを使用して ID を指定する。
QAnywhere Agent ユーティリティのリファレンスを参照してください。
クライアント・メッセージ・ストア ID は、大文字と小文字以外の違いがある必要があります。たとえば、2 つのメッセージ・ストア ID を AAA と aaa にすることはできません。
クライアント・メッセージ・ストア ID は 128 文字以内である必要があります。
トランザクション・ログは使用することをおすすめします。SQL Anywhere データベースはトランザクション・ログを使用したときに実行効率が最もよく、またトランザクション・ログはデータベース障害が発生したときにデータベースを保護する手段になるからです。しかし、トランザクション・ログは非常に大きくなる可能性があります。このため、QAnywhere Agent では、トランザクション・ログの内容がチェックポイントで削除されるように、デフォルトで dbsrv11 -m オプションが設定されます。この設定をおすすめします。qaagent -c オプションで StartLine パラメータを指定した場合は、-m を指定してください。
バックアップとリカバリの詳細については、バックアップとリカバリのプランの設計を参照してください。
次のコマンドを実行すると、SQL Anywhere データベース qanyclient.db が作成されます (dbinit の -i および -s オプションは必須ではありませんが、小型デバイスでは指定することをおすすめします)。
dbinit -i -s qanyclient.db |
次のコマンドを実行すると、qanyclient.db への接続が実行され、このデータベースが QAnywhere クライアント・データベースとして初期化されます。
qaagent -si -c "DBF=qanyclient.db" |
初期化ユーティリティ (dbinit)とQAnywhere Agent ユーティリティのリファレンスを参照してください。
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