QAnywhere クライアント・アプリケーションは、QAnywhere メッセージの送信と受信を管理します。このアプリケーションは、次のいずれかの QAnywhere API を使用して作成できます。
QAnywhere .NET API
QAnywhere C++ API
QAnywhere Java API
QAnywhere SQL API
各種のクライアントを QAnywhere システム内で組み合わせて使用できます。たとえば、QAnywhere SQL で生成されたメッセージを、.NET API、C++ API、Java API を使用して作成されたクライアントで受信することもできます。JMS コネクタがサーバ上で設定されている場合は、JMS クライアントがこのメッセージを受信することもできます。同様に、QAnywhere .NET、C++、Java、または JMS のクライアントで生成されたメッセージを、QAnywhere SQL で受信することもできます。
QAnywhere .NET API は、Microsoft .NET Framework を使用している Windows コンピュータや、Microsoft .NET Compact Framework が動作しているハンドヘルド・デバイスに、QAnywhere クライアント・アプリケーションを配備するためのプログラミング・インタフェースです。QAnywhere .NET API は、iAnywhere.QAnywhere.Client ネームスペースとして提供されています。
QAnywhere は、Microsoft Visual Studio をサポートしています。
この章で示す QAnywhere .NET API のサンプル・コードで使用するプログラミング言語は C# だけですが、QAnywhere .NET API には、Microsoft .NET でサポートされているすべてのプログラミング言語を使用してアクセスすることができます。
TestMessage サンプル・アプリケーションには、Java、C#、Visual Basic. NET で作成されたバージョンがあります。.NET Compact Framework で作成されたサンプルもあります。
.NET バージョンの TestMessage サンプル・アプリケーションの詳細については、レッスン 4:TestMessage クライアントのソース・コードの概要を参照してください。
クライアント用 QAnywhere .NET API (.NET 2.0)を参照してください。
QAnywhere C++ API は、Microsoft Visual Studio をサポートしています。
QAnywhere C++ API の構成ファイルは次のとおりです。
install-dir\sdk\include にある一連のヘッダ・ファイル (メインのヘッダ・ファイルは qa.hpp)
install-dir\sdk\lib\x86 と install-dir\sdk\lib\ce\arm.50 にあるインポート・ライブラリ (qany11.lib)
install-dir\bin32 と install-dir\ce\arm.50 にあるランタイム DLL (qany11.dll)
API にアクセスするには、ソース・コード・ファイルに上記のヘッダ・ファイルをインクルードする必要があります。インポート・ライブラリは、アプリケーションをランタイム DLL にリンクするために使用します。ランタイム DLL は、アプリケーションとともに配備する必要があります。
C++ バージョンの TestMessage サンプル・アプリケーションは、samples-dir\QAnywhere\Desktop\MFC にあります。
QAnywhere C++ API リファレンスを参照してください。
QAnywhere Java API は JRE 1.4.2 以上をサポートしています。モバイル Web サービスの wsdl コンパイラでは、JDK 1.5.0 以上と互換性を持つ Java クラスが生成されます。
QAnywhere Java API の構成ファイルは次のとおりです。
API リファレンス。このマニュアルから情報を入手することも、SQL Anywhere 11 インストール環境のサブディレクトリ documentation\ja\javadocs\QAnywhere から Javadoc フォーマットで入手することもできます。
SQL Anywhere 11 インストール環境のサブディレクトリ bin32 にある Ultra Light メッセージ・ストア用のランタイム DLL (qadbiuljni.dll)
SQL Anywhere 11 インストール環境のサブディレクトリ java にあるクラス・ファイルのアーカイブ (qaclient.jar)
クラス・ファイルのアーカイブは、アプリケーションのコンパイル時にパスに含まれている必要があります。ランタイム DLL は、アプリケーションとともに配備する必要があります。
Java バージョンの TestMessage サンプル・アプリケーションは、samples-dir\QAnywhere\Java\ にあります。samples-dir の詳細については、サンプル・ディレクトリを参照してください。
QAnywhere Java API リファレンスを参照してください。
QAnywhere SQL API は、SQL を使用してメッセージング API を実装するストアド・プロシージャの集まりです。QAnywhere SQL API を使用して、メッセージの作成、メッセージのプロパティと内容の取得や設定、メッセージの送受信、メッセージ同期のトリガ、メッセージ・ストア・プロパティの取得と設定を実行できます。
QAnywhere SQL API リファレンスを参照してください。
QAnywhere には、QAnywhere と JMS アプリケーション間を接続する JMS コネクタが含まれています。次の項を参照してください。
QAnywhere には、QAnywhere と Web サービス間でメッセージングを行うためのモバイル Web サービス・コネクタが含まれています。
モバイル Web サービスを参照してください。
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