メッセージ転送のタイミングを決定するポリシーを指定します。
qauagent -policy policy-type ...
policy-type: ondemand | scheduled[ interval-in-seconds ] | automatic | rules-file
QAnywhere ではポリシーを使用して、メッセージ転送のタイミングを決定します。policy-type には、次のいずれかの値を指定できます。
ondemand QAnywhere クライアント・アプリケーションによって適切なメソッドが呼び出されたときだけ、メッセージが転送されます。
QAManager PutMessage() メソッドは、メッセージをローカルのキューに登録します。キューに登録されたメッセージは、QAManager TriggerSendReceive() メソッドが呼び出されるまでサーバに転送されません。同様に、サーバ上で送信待機中のメッセージは、クライアントによって TriggerSendReceive() が呼び出されるまで、クライアントに送信されません。
on demand ポリシーが使用されている場合は、アプリケーションはサーバから Push 通知を受信するとメッセージを転送します。Push 通知時にはシステム・メッセージが QAnywhere クライアントに配信されます。クライアント・アプリケーションでは、TriggerSendReceive() を呼び出すことによって、このシステム・メッセージに応答できます。
例については、システム・キューを参照してください。
scheduled 指定された間隔でメッセージを転送します。デフォルト値は 900 秒 (15 分) です。
スケジュール設定ポリシーを指定すると、次のいずれかの条件が満たされたときに、n 秒間隔でメッセージが転送されます。
前回の時間間隔が経過した後、クライアント・メッセージ・ストアに新しいメッセージを受信した。
前回の時間間隔が経過した後、メッセージ・ステータスが変化した。この現象は、通常、アプリケーションがメッセージの受信を確認したときに起こります。
前回の時間間隔が経過した後、Push 通知を受信した。
前回の時間間隔が経過した後、ネットワーク・ステータス変更通知を受信した。
Push 通知が無効にされた。
時間間隔を無視するには、トリガの送受信メソッドを呼び出します。このメソッドを使用すると、時間間隔が経過する前にメッセージを転送できます。
automatic 次のいずれかのイベントが発生した場合に、メッセージを転送します。
QAnywhere Ultra Light Agent は、メッセージ・キューをできるかぎり最新の状態に維持しようとします。次のいずれかのイベントが発生すると、クライアントのキューに登録されているメッセージがサーバに配信され、サーバ上のキューに登録されているメッセージがクライアントに配信されます。
PutMessage() の呼び出し。
TriggerSendReceive() の呼び出し。
Push 通知。
通知の詳細については、Push 通知によるメッセージングのシナリオを参照してください。
クライアント上のメッセージ・ステータスの変化。たとえば、アプリケーションがローカルのキューからメッセージを取り出すとステータスの変化が発生します。この場合、メッセージ・ステータスは保留から受信済みに変化します。
rules-file クライアントの転送ルール・ファイルを指定します。転送ルール・ファイルには、メッセージを転送するタイミングを決定するための複雑なルール・セットを記述できます。
クライアント側の転送ルールを参照してください。
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