データベースを、クライアント・メッセージ・ストアとして使用できるように初期化します。
qauagent -c "connection-string" -si ...
なし。このオプションは、クライアント・メッセージ・ストアの初期化のために、一度だけ使用します。
このオプションを使用する前に、Ultra Light データベースを作成する必要があります。-si オプションを指定すると、QAnywhere Ultra Light Agent は、データベースを初期化して、QAnywhere システム・テーブルなどのデータベース・オブジェクトを追加します。初期化後、QAnywhere Ultra Light Agent はすぐに終了します。
-si オプションを使用するときは、初期化の対象となるデータベースを、-c オプションで接続文字列として指定する必要があります。-c オプションに指定する接続文字列には、DBA 権限を持つユーザ ID も指定します。ユーザ ID とパスワードを指定しなければ、デフォルト・ユーザ DBA とパスワード SQL が使用されます。
-si オプションを使用すると、クライアント・メッセージ・ストア用に、データベース・ユーザ ml_qa_user とパスワード qanywhere が作成されます。ユーザ ml_qa_user には、QAnywhere アプリケーションの実行に必要なパーミッションのみが与えられます。このデータベース・ユーザ名とパスワードを変更しないかぎり、qauagent の起動時にパスワードやユーザ ID を -c オプションに指定する必要はありません。変更した場合は、qauagent コマンド・ラインの -c オプションにユーザ ID またはパスワード (あるいは両方) を指定する必要があります。
デフォルトのパスワードは必ず変更してください。それには、GRANT 文を使用します。パスワードの変更を参照してください。
-si オプションで、クライアント・メッセージ・ストアの ID を指定することはできません。ID を割り当てるには、-si を実行するとき、または次回 qauagent を実行するときに -id オプションを指定します。-id オプションを指定しなければ、デフォルトでデバイス名が ID として割り当てられます。
メッセージ・ストアは作成されているが ID が設定されていないという状態の場合、そのメッセージ・ストアに対してローカルな QAnywhere アプリケーション同士ではメッセージを送受信できますが、リモートの QAnywhere アプリケーションとのメッセージ交換はできません。ID が割り当てられた時点で、リモート・メッセージングも可能になります。
次のコマンドを実行すると、qaclient.db データベースへの接続が実行され、このデータベースが QAnywhere クライアント・メッセージ・ストアとして初期化されます。QAnywhere Ultra Light Agent は、初期化が完了するとすぐに終了します。
qauagent -si -c "DBF=qaclient.db" |
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