ここでは、これまでのバージョンとは異なる動作をリストにして説明します。
Windows CE 2.11 のサポート終了 Windows CE 2.11 プラットフォームはサポートされなくなりました。
SH3 チップと SH4 チップのサポート終了 SH3 チップと SH4 チップを使用する Windows CE デバイスはサポートされなくなりました。
optimization_goal 設定 optimization_goal オプションのデフォルト設定は、first-row ではなく All-rows です。これは、一部のクエリで選択されている実行プランに影響するため、パフォーマンス特性が変わります。
詳細については、optimization_goal オプション [データベース]を参照してください。
Windows オペレーティング・システムでの xp_cmdshell によるコマンド・ウィンドウの表示 xp_cmdshell が新しいウィンドウを起動するかどうかを制御できるようになりました。この動作変更は、バージョン 8.0.2 以降で作成またはアップグレードされたデータベースに適用されます。それより古いデータベースの場合は、コマンド・ウィンドウを表示しない以前の動作が維持されます。この新しい動作は、Adaptive Server Enterprise や Microsoft SQL Server などの他のデータベースと互換性があります。
xp_cmdshell の呼び出しで 2 番目のパラメータを指定すると、コマンド・ウィンドウを非表示にできます。
詳細については、xp_cmdshell システム・プロシージャを参照してください。
データベース・サーバで使用されている言語に関係なく、完全なスペルの英語の曜日名が認識される イベントを作成するときに、データベース・サーバが使用している言語 (ドイツ語、中国語など) に関係なく、完全なスペルの英語の曜日名がデータベース・サーバによって認識されます。したがって、再ロード・スクリプトのイベント定義が、異なる言語で実行されているサーバで認識されます。
省略形の英語の曜日名 (Mon、Tue など) を使用するイベントは、英語以外の言語で実行されているサーバでは認識されません。
詳細については、CREATE EVENT 文を参照してください。
オプション設定の検証 最小値と最大値を持つ整数オプションが検証されるようになりました。オプションを無効な値に設定すると、オプション '%1' の設定が無効です。というエラーが発生します。
無効なオプション設定を含むデータベースをアンロードして再ロードした場合は、最も近い有効値に設定されます。
影響するオプションを次に示します。角カッコは上限値と下限値を示します。
オプション |
範囲 |
---|---|
isolation_level |
[ 0, 3 ] |
precision |
[ 0, 127 ] |
scale |
[ 0, 127 ] |
nearest_century |
[ 0, 100 ] |
max_hash_size |
[ 2, 64 ] |
max_work_table_hash_size |
[ 2, 64 ] |
first_day_of_week |
[ 1, 7 ] |
default_timestamp_increment |
[ 1, 60000000 ] |
名前変更されたジョイン グラフィカル・プランとドキュメントの両方で 2 つのジョインの名前が変更されました。ネスト・ループ・ジョイン NOT EXISTS (JNE) は、ネスト・ループ非セミジョイン (JNLA) と呼ばれるようになり、ネスト・ループ・ジョイン EXISTS (JE) はネスト・ループ・セミジョイン (JNLS) と呼ばれるようになりました。
詳細については、ジョイン・アルゴリズムを参照してください。
次に、サポートを終了した機能の中で、既存のアプリケーションに影響する可能性があるものを示します。
Windows で廃止予定の -d サーバ・オプション -d オプションを NetWare で使用すると、DFS (Direct File System) I/O ではなく POSIX I/O が強制的に使用されます。Windows では、このオプションはコマンド・ラインで使用できますが、無視されます。
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