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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere 11 - 変更点とアップグレード » バージョン 9.0.2 の新機能 » バージョン 9.0.2 での動作の変更

 

Adaptive Server Anywhere の動作の変更

廃止予定機能とサポート終了機能

次に、サポートを終了した機能、廃止予定の機能の中で、既存のアプリケーションに影響する可能性があるものを示します。

  • min_table_size_for_histogram オプションの削除   データベース・サーバは、min_table_size_for_histogram オプションを使用しなくなりました。ソフトウェアの以前のバージョンでは、このオプションを使用して、ヒストグラムの作成対象となる最小テーブル・サイズを指定できました。現在のバージョンでは、Adaptive Server Anywhere は、5 つ以上のローから成るすべてのテーブルに対して、自動的にヒストグラムを作成します。CREATE STATISTICS 文を使用すると、サイズに関係なく、すべてのテーブルに対してヒストグラムを作成できます。

    カラム統計の更新によるオプティマイザのパフォーマンス向上を参照してください。

  • 廃止予定のデータベース・オプション   次のデータベース・オプションは、サポートされなくなりました。

    • truncate_date_values

    • assume_distinct_servers

  • 廃止予定の古いデータベース・フォーマット   SQL Anywhere Studio の今後のメジャー・リリースでは、ソフトウェアの旧バージョンで作成されたデータベースはサポートされません。移行ツールは提供されます。

  • 廃止予定の UNIX 用非スレッド型 DBTools ライブラリ   UNIX 用の非スレッド型 DBTools ライブラリ (libdbtool9.so) は廃止される予定です。このライブラリは現在のソフトウェアでは完全にサポートされていますが、SQL Anywhere Studio の今後のメジャー・リリースではサポートされません。

  • 950TWN 照合の非サポート   950ZHO_HK 照合と 950ZHO_TW 照合が 950TWN 照合より優先されます。

    サポートされている照合と代替照合を参照してください。

その他の動作の変更

ここでは、これまでのバージョンとは異なる動作をリストにして説明します。

  • トランザクション・ログを削除する場合のトランザクション・ログ・ユーティリティ (dblog) の制限   -n オプションを使用してトランザクション・ログを削除する場合は、対応するトランザクション・ログ・オフセットを無視するオプション (Log Transfer Manager の場合は -il、SQL Remote の場合は -ir、dbmlsync の場合は -is) も指定する必要があります。

    詳細については、トランザクション・ログ・ユーティリティ (dblog)を参照してください。

  • クワイエット・モードで動作するデータベース・ユーティリティ   -q オプション (クワイエット・モード) が指定された状態で次のいずれかの操作を実行する場合は、-y オプションも指定する必要があります。

    • サービス作成 (dbsvc) ユーティリティでサービスの変更または削除を行う

    • データ・ソース (dbdsn) ユーティリティでデータ・ソースの変更または削除を行う

    • 消去 (dberase) ユーティリティでファイルを消去する

    • ログ変換 (dbtran) ユーティリティでトランザクション・ログを変換する

  • ECC_TLS 暗号化または RSA 暗号化を使用する場合は証明書名とパスワードの指定が必要   証明書のデフォルト値である certificate_password パラメータと trusted_certificates パラメータが削除されました。これらのデフォルト値は、SQL Anywhere Studio インストール環境の win32 ディレクトリに提供されているサンプル証明書を利用していました。サンプル証明書は、テストと開発の目的でのみ効果的ですが、セキュリティは備えていません。

    また、-ec all サーバ・オプションもサポートされなくなりました。

    -ec サーバ・オプションを参照してください。

  • -xs サーバ・オプションの変更   -xs all サーバ・オプションを使用した HTTP ポートおよび HTTPS ポートでの Web 要求の受信はサポートされなくなりました。

    -xs サーバ・オプションを参照してください。

  • デフォルト・ポートを使用していない場合、Mac OS X、HP-UX、Tru64 上のネットワーク・データベース・サーバに対して TCP/IP ポート番号を指定する必要がある   Mac OS X、HP-UX、または Tru64 でデータベース・サーバを起動する場合、デフォルト・ポート (2638) が使用中またはデフォルト・ポートを使用しないのであれば、ServerPort [PORT] プロトコル・オプションを使用してポート番号を指定する必要があります。

    ServerPort プロトコル・オプション [PORT]を参照してください。

  • アンロード・ユーティリティ (dbunload) でアンロードおよび再ロードされるデータベースの DB 領域ファイル名が変更される   アンロード・ユーティリティ (dbunload) の -an オプションでデータベースをアンロードおよび再ロードした場合、新しいデータベースの DB 領域ファイル名は、末尾に R が追加されます。これは、新しい DB 領域ファイルが、元の DB 領域ファイルと同じディレクトリに配置された場合の、名前の競合を回避するために行われます。Sybase Central のデータベース・アンロード・ウィザードを使用してデータをアンロードおよび再ロードした場合も、DB 領域ファイル名には R が追加されます。

    アンロード・ユーティリティ (dbunload)を参照してください。

  • LONG VARCHAR 値を返すプロパティ関数   次の関数はこれまで VARCHAR(254) 値を返していました。現在は、VARCHAR(maxpropsize) 値を返します。ここで、maxpropsize は、サーバに対して指定されている最大ページ・サイズに基づきます。

    • CONNECTION_PROPERTY

    • DB_EXTENDED_PROPERTY

    • DB_PROPERTY

    • EVENT_PARAMETER

    • PROPERTY

  • STRTOUUID 関数の変更   以前のリリースでは、STRTOUUID は、無効な UUID 値が渡されると NULL を返していました。現在は、conversion_error オプションが OFF に設定されていないかぎり、変換エラーを返します。conversion_error オプションが OFF の場合は、NULL を返します。