SQL Anywhere の複数のバージョンが同じコンピュータにインストールされている場合は、ユーティリティを使用するとき、システムのパスに注意してください。インストールでは、最も新しくインストールされたバージョンの実行プログラムのディレクトリがシステム・パスの最後に追加されるため、ソフトウェアの最新バージョンをインストールしたにもかかわらず、以前にインストールしたバージョンが実行される場合があります。
たとえば、パス内で Adaptive Server Anywhere バージョン 8 の実行プログラムのディレクトリが SQL Anywhere バージョン 11 の実行プログラムのディレクトリよりも前にある場合に dbinit コマンドを使用すると、バージョン 8 のユーティリティを使用することになり、その結果、バージョン 8 のデータベースが作成されてしまいます。
バージョン 11 のユーティリティが確実に使用されるようにするには、次の 5 つの方法があります。
SQL Anywhere 11 の実行プログラム・ディレクトリが、旧バージョンの実行プログラム・ディレクトリより前になるようにシステム・パスを変更します。
コマンドを実行する前に、現在のディレクトリを SQL Anywhere 11 の実行プログラム・ディレクトリに変更します。
実行するユーティリティの正確な場所を示すユーティリティ名への完全修飾パスを指定します。
正しいバージョンのユーティリティが使用されるように、環境を変更するスクリプトを作成します。
旧バージョンのソフトウェアをアンインストールします。
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