Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.

SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere 11 - 変更点とアップグレード » SQL Anywhere 11 へのアップグレード » SQL Anywhere のアップグレード » バージョン 10 以降のデータベースのアップグレード

 

データベース・ミラーリング・システムでの SQL Anywhere ソフトウェアとデータベースのアップグレード

データベース・ミラーリングを使用しているときは、SQL Anywhere のメンテナンス・リリースまたは EBF を適用するため、またデータベース・ファイルをアップグレードするために追加の作業が必要です。

データベース・ミラーリング・システムでの SQL Anywhere のメンテナンス・リリースのインストール

データベース・ミラーリング・システム内のすべてのサーバで、SQL Anywhere の同じメンテナンス・リリースを使用する必要があります。次の手順で SQL Anywhere のメンテナンス・リリースを適用した場合、データベースを使用できないのは手順 3 と 4 の実行中だけです。

♦  SQL Anywhere のメンテナンス・リリースをデータベース・ミラーリング・システムに適用するには、次の手順に従います。
  1. dbstop コマンドを実行してミラー・サーバを停止します。

  2. ミラー・サーバに SQL Anywhere の新バージョンをインストールします。

  3. サーバごとに dbstop コマンドを実行して、プライマリ・サーバと監視サーバを停止します。

  4. プライマリ・サーバに SQL Anywhere の新バージョンをインストールします。

  5. プライマリ・サーバとミラー・サーバを再起動します。

  6. 監視サーバにソフトウェアの新バージョンをインストールします。

  7. 監視サーバを再起動します。

データベース・ミラーリング・システムでの SQL Anywhere の EBF の適用

EBF をインストールするには、ミラーリング・システム内のデータベース・サーバ (プライマリ・サーバ、ミラー・サーバ、監視サーバ) ごとに次の操作を行う必要があります。

  1. dbstop コマンドを発行して、データベース・サーバを停止します。

  2. EBF をインストールします。

  3. データベース・サーバを再起動します。

ダウン時間は、プライマリ・サーバ停止時のフェールオーバ中にのみ生じます。

参照
データベース・ミラーリング・システムでのデータベースのアップグレード

データベース・ミラーリング・システム内のデータベースは、2 通りの方法でアップグレードまたは再構築できます。最初の方法の方が簡単ですが、2 つ目の方法よりもデータベースのダウン時間が長くなります。

♦  データベース・ミラーリング・システム内のデータベースをアップグレードまたは再構築するには、次の手順に従います。
  1. ミラー・サーバを停止します。

  2. プライマリ・サーバを停止します。

  3. プライマリ・サーバ上のコピーを使用して、データベースをアップグレードまたは再構築します。バージョン 10 以降のデータベースのアップグレードまたはバージョン 10 以降のデータベースの再構築を参照してください。

  4. アップグレードまたは再構築したデータベースとトランザクション・ログをミラー・サーバにコピーします。

  5. プライマリ・サーバを再起動します。

  6. ミラー・サーバを再起動します。

    注意

    名前を変更したトランザクション・ログ・ファイルがある場合は移動してください。これらのファイルは、新しいデータベースと互換性がありません。ミラーリングを開始するには、初期のトランザクション・ログ・ファイルが両方のサーバに必要です。トランザクション・ログ・ファイルは、データベースに対して dbping コマンドを実行することで作成できます。

♦  データベース・ミラーリング・システム内のデータベースのアップグレードまたは再構築中のダウン時間を最小限にするには、次の手順に従います。
  1. データベースをバックアップし、トランザクション・ログの名前を変更します。

  2. データベースのバックアップ・コピーを別のコンピュータにアップグレードまたは再構築します。バージョン 10 以降のデータベースのアップグレードまたはバージョン 10 以降のデータベースの再構築を参照してください。

  3. プライマリ・サーバとミラー・サーバの両方を停止します。

  4. プライマリ・データベースに対するトランザクション・ログの最新のコピーを保存します。

  5. dbtran ユーティリティを使用して、手順 4 で保存したトランザクション・ログを変換します。

    このトランザクション・ログには、手順 1 でバックアップした以降、データベースに適用されたすべての変更が含まれます。

  6. ローカル・データベース・サーバを使用して、再構築したデータベースを開始します。

  7. Interactive SQL から READ 文を使用して、変換されたトランザクション・ログを適用します。

  8. 再構築したデータベースを停止します。

  9. アップグレードまたは再構築したデータベースとそのトランザクション・ログをプライマリ・サーバとミラー・サーバにコピーします。

  10. プライマリ・サーバを起動します。

  11. ミラー・サーバを起動します。