次に、SQL Anywhere バージョン 11.0.1 での SQL の強化を示します。
新しい DEFAULT VALUES 句、INSERT 文 INSERT 文に新しく追加された DEFAULT VALUES 句により、すべてのカラムにデフォルト値を挿入できます。INSERT 文を参照してください。
CREATE ENCRYPTED DATABASE 文 この文は、既存のデータベースの暗号化されたコピー (すべてのトランザクション・ログ、ミラー・ログ、DB 領域を含む) を作成します。この文を使用して、テーブル暗号化が有効になっているデータベースのコピーも作成できます。CREATE ENCRYPTED DATABASE 文を参照してください。
リカバリが必要なデータベースを暗号化したい場合 (テクニカル・サポートに送る場合など) は、今までどおり CREATE ENCRYPTED FILE 文を使用する必要があります。CREATE ENCRYPTED FILE 文を参照してください。
CREATE DECRYPTED DATABASE 文 この文は、既存のデータベースの復号化されたコピー (すべてのトランザクション・ログ、ミラー・ログ、DB 領域を含む) を作成します。CREATE DECRYPTED DATABASE 文を参照してください。
リカバリが必要なデータベースを復号化したい場合 (テクニカル・サポートに送る場合など) は、今までどおり CREATE DECRYPTED FILE 文を使用する必要があります。CREATE DECRYPTED FILE 文を参照してください。
ALTER DATABASE 文の強化 ミラーリング中のデータベース・サーバに ALTER DATABASE UPGRADE 文を実行すると、エラーになります。ALTER DATABASE 文を参照してください。
関数、プロシージャ、トリガ、ビューの新規作成または同じ名前のオブジェクトの置換 新しい OR REPLACE 句により、関数、プロシージャ、トリガ、ビューの新規作成や、同じ名前のオブジェクトが存在する場合は置換することができます。次の項を参照してください。
存在しないデータベース・オブジェクトの削除を文で試みてもエラーを表示しない 新しい IF EXISTS 句により、存在しないデータベース・オブジェクトの削除を DROP 文で試みてもエラーを返さないように指定できます。次の項を参照してください。
新しい INTO LOCAL TEMPORARY TABLE 句、SELECT 文 SELECT 文に新しく追加された INTO LOCAL TEMPORARY TABLE 句により、ローカル・テンポラリ・テーブルを作成し、SELECT 文の結果セットを設定できます。これまでは、テンポラリ・テーブル名が # から始まる場合に INTO 句を使用する方法しかありませんでした。SELECT 文を参照してください。
新しい IF NOT EXISTS 句、CREATE TABLE 文 CREATE TABLE 文に新しく追加された IF NOT EXISTS 句により、永久テーブル、グローバル・テンポラリ・テーブル、ローカル・テンポラリ・テーブルが既存しない場合に作成できます。CREATE TABLE 文を参照してください。
テンポラリ・プロシージャやテンポラリ関数の作成時に所有者を指定 CREATE FUNCTION 文および CREATE PROCEDURE 文により、任意で所有者を指定できるようになりました。次の項を参照してください。
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