@filename を複数のユーティリティで再使用可能 コマンド・パラメータ・ファイルを使用するユーティリティで、そのパラメータ・ファイルを個々に解析できるようになりました。パラメータ・ファイル内に配置された簡単な条件ディレクティブを基に解析が行われます。設定ファイルでの条件付き解析の使用を参照してください。
データ・ソース・ユーティリティ (dbdsn) の強化 dbdsn ユーティリティに次のオプションが追加されています。
-dr データ・ソースの作成に使用したコマンドをリストするときは、DRIVER= パラメータを指定します。これによって、データ・ソースを再作成して、現在のバージョンのソフトウェアに含まれる ODBC ドライバとはバージョンの異なる ODBC ドライバを使用できるようになります。
-f 使用されているシステム情報ファイル (通常は .odbc.ini) の名前を表示します。
-ns dbdsn に対して、システム情報ファイル (通常 .odbc.ini) を検索せずに、既存の環境変数を使用してファイルの場所を判断するように指定します。1 つまたは複数の環境変数によって指定されたファイルが存在せず、ODBC データ・ソースを作成している場合に、この機能が役立ちます。
-pe データ・ソースのパスワード・フィールドを暗号化します。
データ・ソース・ユーティリティ (dbdsn)を参照してください。
ヒストグラム・ユーティリティ (dbhist) の強化 dbhist で作成される Excel 出力ファイル内のシートに対して、Sheet1、Sheet2 などではなく、シートの適用先カラム名を反映した名前が付くようになりました。ヒストグラム・ユーティリティ (dbhist)を参照してください。
情報ユーティリティ (dbinfo) の強化 -u オプションにマテリアライズド・ビューの情報が含まれるようになりました。情報ユーティリティ (dbinfo)を参照してください。
初期化ユーティリティ (dbinit) の強化 初期化ユーティリティ (dbinit) で、次の新しいオプションがサポートされるようになりました。
-a UCA 文字列比較でアクセントを区別します。
-af UCA 文字列比較でフランス語用のアクセント区別ルールを使用します。
-dba 新しいデータベースで、デフォルト DBA データベース・ユーザのユーザ ID やパスワードを変更します。
-dbs データベース・ファイルの初期サイズを指定します。
-ze CHAR データ型の文字セット・エンコーディングを指定します。
-zn NCHAR データ型の照合順を指定します。
初期化ユーティリティ (dbinit)を参照してください。
Log Transfer Manager (LTM) の強化 Log Transfer Manager (LTM) ユーティリティ (Replication Agent とも呼ばれる) では、Replication Server 15.0 と Open Server/Open Client 15.0 環境で Replication Agent を使用する場合に、テーブル、カラム、プロシージャ、関数、パラメータの名前に 128 バイトまでの識別子を使用できるようになりました。以前のバージョンでは、識別子は 30 バイトまでに制限されていました。Replication Server の識別子を参照してください。
dbltm が生成する情報、警告、エラーの各メッセージのタイムスタンプは、明確に定義された ISO 8601 日時フォーマット ({I|W|E} yyyy-mm-dd hh:mm:ss message
) を使用するようになりました。
Ping ユーティリティ (dbping) の強化 Ping ユーティリティ (dbping) で -s または -st オプションを指定すると、Embedded SQL 接続のパフォーマンスやネットワークのパフォーマンスに付いての情報を取得できます。これらのオプションは、dbping を実行するコンピュータと、データベース・サーバを実行するコンピュータとの間のパフォーマンスに関する統計をレポートします。Embedded SQL 接続のパフォーマンスのテストを参照してください。
-pd オプションを使用して、プロパティ値の取得元データベースの名前を指定できるようになりました。Ping ユーティリティ (dbping)を参照してください。
サーバ列挙ユーティリティ (dblocate)の強化 サーバ列挙ユーティリティ (dblocate) で、データベースを検索するための新しいオプションがサポートされるようになりました。
-d サーバの名前とアドレス、および各サーバで実行しているすべてのデータベースのリスト (カンマ区切り) を表示します。
-dn サーバが指定された名前のデータベースを実行している場合にかぎり、そのサーバの名前とアドレスを表示します。
-dv サーバの名前とアドレス、および各サーバで実行しているすべてのデータベースのリスト (1 行に 1 つずつ) を表示します。
-p 指定した TCP/IP ポート番号を使用しているサーバを表示します。
-s 指定した名前のサーバを表示します。
-ss 指定したサブ文字列を含むサーバの名前を表示します。
サーバ列挙ユーティリティ (dblocate)を参照してください。
サービス・ユーティリティ (dbsvc) の強化 サービス・ユーティリティ (dbsvc) では、Log Transfer Manager のサービスを管理できる DBLTM サービス・タイプと、Listener ユーティリティのサービスを管理できる dbsln サービス・タイプがサポートされるようになりました。
サービス・ユーティリティでは、ユーティリティの出力のログをファイルに保存することができる -o オプションも使用できます。Windows 用サービス・ユーティリティ (dbsvc)とLinux 用サービス・ユーティリティ (dbsvc)を参照してください。
新しい SQL Anywhere Broadcast Repeater ユーティリティ (dbns10) SQL Anywhere Broadcast Repeater ユーティリティを使用すると、他のサブネット上で実行されている SQL Anywhere データベース・サーバや、ファイアウォールの外側にあって UDP ブロードキャストが通常は届かない SQL Anywhere データベース・サーバを、SQL Anywhere クライアントは HOST パラメータや LDAP を使用することなく検索できます。Broadcast Repeater ユーティリティ (dbns11)を参照してください。
新しいレポート送信ユーティリティ (dbsupport) 新しいサポート・ユーティリティ (dbsupport) では、エラー・レポートと統計の送信機能、更新 (EBF の可用性) の問い合わせ機能、以前に送信した問題が修正されたかどうかのチェック機能が提供されます。サポート・ユーティリティ (dbsupport)を参照してください。
アンロード・ユーティリティ (dbunload) の強化 dbunload が次のように強化されています。
dbunload がエラーを検出したときに、未処理の文のログが取られるようになりました。アンロードの失敗を参照してください。
アンロードしたテーブルでバイナリ・データがサポートされるようになりました。
データベースのアンロード処理のパフォーマンスを向上させるために、さまざまな内部処理が強化されました。
次の新しいオプションが追加されました。
-dc データベースのすべての計算カラムの値を再計算します。
-g 再ロード時にマテリアライズド・ビューを初期化します。
-k トレース・サポート用に補助テーブルを作成します。このオプションを指定すると、sa_diagnostic_auxiliary_catalog テーブルに移植されます。このオプションは、トレーシング・データベースの作成時に役立ちます。
-nl 各テーブルに対する LOAD TABLE 文と INPUT 文を含み、データは含まない reload.sql ファイルを作成します。
アンロード・ユーティリティ (dbunload)を参照してください。
検証ユーティリティ (dbvalid) 新しいデータベース検証オプション -d が追加されました。このオプションを指定すると、チェックサム検証、孤立したテーブル・ページと BLOB の検査、構造検査などのデータベース検証を実行します。データはチェック・アウトされません。検証ユーティリティ (dbvalid)を参照してください。
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