Web サーバの HTTP 1.1 への準拠 HTTP 1.1 への準拠により、Web サーバで次の項目を受け入れるようになりました。
HTTP クライアントの HTTP 1.1 への準拠 実装された HTTP 関連の強化は次のとおりです。
HTTP 文字列メモリ・プール処理のサポート HTTP 文字列は連続したメモリに格納されなくなりました。キャッシュがバックエンド記憶領域として使用されます。
クライアントのチャンク・モード HTTP クライアントは HTTP チャンク・モードを使用して POST 要求を送信できるようになりました。
HTTP セッション HTTP 接続は、HTTP 要求間のステータスを管理する HTTP セッションを作成できます。
HTTP サーバの keep-alive オプション データベース・サーバで、HTTP クライアントからの要求時に keep-alive オプションがサポートされるようになりました。要求を終えるごとに接続を閉じるのではなく、要求と応答を終えても HTTP 接続を開いたままにしておくことができるため、同じ接続で複数の要求を実行できます。HTTP ヘッダの使用を参照してください。
この機能をサポートするために、KeepaliveTimeout プロトコル・オプションも追加されました。KeepaliveTimeout プロトコル・オプション [KTO]を参照してください。
新しい HttpServiceName 接続プロパティ 新しい接続プロパティ HttpServiceName が追加され、Web アプリケーションでサービス名のオリジンを判断できるようになりました。このプロパティは、エラー・レポートやフロー制御の場合に便利です。接続プロパティを参照してください。
sa_set_http_option の強化 sa_set_http_option システム・プロシージャを使用して、要求の Accept-Charset request-header フィールドを基に、HTTP 応答で使用される文字セットを制御できるようになりました。sa_set_http_option システム・プロシージャを参照してください。
SOAP サービスでのデータ型指定のサポート CREATE SERVICE 文と ALTER SERVICE 文が拡張され、新しい DATATYPE 句がサポートされるようになりました。この句は、SOAP サービスでのみ使用するもので、入力パラメータと出力応答でデータ型指定をサポートするかどうかを制御します。CREATE SERVICE 文とALTER SERVICE 文を参照してください。
sa_set_soap_header システム・プロシージャ sa_set_soap_header システム・プロシージャを使用して、SOAP サービス用の応答ヘッダを設定します。sa_set_soap_header システム・プロシージャを参照してください。
SOAP_HEADER 関数と NEXT_SOAP_HEADER 関数 SOAP_HEADER 関数を使用して、SOAP サービスの要求ヘッダを取得します。SOAP_HEADER 関数 [SOAP]を参照してください。
NEXT_SOAP_HEADER 関数を使用して、SOAP ヘッダ内の次のヘッダ・エントリを取得します。NEXT_SOAP_HEADER 関数 [SOAP]を参照してください。
CREATE PROCEDURE 文、ALTER PROCEDURE 文、CREATE FUNCTION 文、ALTER FUNCTION 文の HEADER 句 これらの文には新しく HEADER 句が追加されています。この句は、HTTP Web サービスのクライアント・プロシージャと関数を作成するときに使用されます。この句を使用すると、HTTP 要求のヘッダ・エントリを追加または修正できます。
CREATE PROCEDURE 文 [Web サービス]、CREATE FUNCTION 文 [Web サービス]、HTTP ヘッダの使用を参照してください。
CREATE PROCEDURE 文、ALTER PROCEDURE 文、CREATE FUNCTION 文、ALTER FUNCTION 文の SOAPHEADER 句 これらの文には新しく SOAPHEADER 句が追加されています。この句は、SOAT Web サービスのクライアント・プロシージャと関数を作成するときに使用されます。この句では、IN (IN/OUT) 代入パラメータを使用して、送信する SOAP ヘッダ・エントリと受信する SOAP ヘッダ・データを指定できます。
CREATE PROCEDURE 文 [Web サービス]、CREATE FUNCTION 文 [Web サービス]、SOAP ヘッダの使用を参照してください。
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