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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere 11 - 変更点とアップグレード » バージョン 10.0.0 の新機能 » SQL Anywhere » 動作の変更

 

データベース・オプションの変更

  • 大文字と小文字の区別とデータベース・オプション   SET OPTION 文と CONNECTION_PROPERTY 関数では、使用するオプション名の大文字と小文字を区別しません。ただし、トルコ語の照合を使用するデータベースや大文字と小文字を区別するデータベースでは、アルファベット順のオプション・リストで指定された大文字と小文字を使用して、クエリで参照されるオプション名を記述する必要があります。

    このような場合、オプション名の大文字と小文字が正しくないと、SYSOPTION のクエリや次のようなクエリでは、どのローとも一致しない可能性があります。

    SELECT * 
       FROM sa_conn_properties() 
       WHERE propname = 'BLOCKING'

  • ansi_blanks が On に設定された状態での Embedded SQL の使用   ansi_blanks が On でブランクが埋め込まれたデータベースを使用する Embedded SQL では、データ型 DT_STRING の値を指定する場合は、sqllen フィールドを値が格納されたバッファの長さ (少なくとも値の長さと末尾の NULL 文字用のスペースの合計) に設定する必要があります。

    ブランクが埋め込みが有効になっているデータベースでは、ansi_blanks オプションの設定によって、フェッチする式が CHAR または NCHAR であり (VARCHAR または NVARCHAR ではない)、ホスト変数 char または nchar (VARCHAR または NVARCHAR ではない) に格納される場合に、トランケーション警告をクライアントに送信するかどうかが制御されます。ansi_blanks オプション [互換性]を参照してください。

  • ansi_integer_overflow オプションのデフォルト設定の変更   新しいデータベースが作成されるときの、ansi_integer_overflow データベース・オプションのデフォルト値は On です。以前のバージョンでは、このオプションのデフォルト値は Off でした。

  • date_format オプションの変更   date_format では、フォーマット文字列を指定するときに次の値をサポートしなくなりました。

    • hh   2 桁の時間

    • nn   2 桁の分

    • ss[.ss..]   秒数とコンマ以下の秒数

    • aa   午前/午後の識別子 (A.M. または P.M.、12 時間表記)

    • aaa[a...]   午前/午後の識別子 (A.M. または P.M.、12 時間表記)

    • pp   (必要に応じて) 午後の識別子 (P.M.、12 時間表記)

    • ppp[p...]   (必要に応じて) 午後の識別子 (P.M.、12 時間表記)

    また、文字データがマルチバイトの場合、各記号の長さが文字数を反映するようになりました。たとえば 'mmm' 記号は、月に 3 文字の長さを指定します。以前のバージョンでは、この記号の長さはバイト数を反映していました。date_format オプション [データベース]を参照してください。

  • login_mode データベース・オプション   login_mode データベース・オプションの値 Mixed は廃止される予定です。標準ログインと統合化ログインの両方を可能にする場合は、Standard,Integrated を指定します。login_mode オプション [データベース]を参照してください。

  • string_rtruncation オプションのデフォルト設定の変更   新しいデータベースを作成するときの string_rtruncation データベース・オプションのデフォルト値は On です。以前のバージョンでは、このオプションのデフォルト値は Off でした。string_rtruncation オプション [互換性]を参照してください。

    CAST 関数を使用して文字列をトランケートする場合、string_rtruncation データベース・オプションは Off に設定する必要があります。それ以外の場合はエラーになります。

    文字列のトランケートには LEFT 関数を使用することをおすすめします。LEFT 関数 [文字列]を参照してください。

  • temp_space_limit_check オプションのデフォルト設定の変更   temp_space_limit_check オプションのデフォルトの設定は On に変更されました。デフォルトでは、接続で指定値以上のテンポラリ・ファイル領域が要求されると、要求は失敗し、エラー SQLSTATE_TEMP_SPACE_LIMIT が返されるようになりました。temp_space_limit_check オプション [データベース]を参照してください。

  • timestamp_format オプションの変更   timestamp_format オプションでは、フランス語の月日の使用がサポートされなくなりました。また、文字データがマルチバイトの場合、各記号の長さが文字数を反映するようになりました。たとえば 'mmm' は 3 文字の月名を示しています。以前のバージョンでは、この記号の長さはバイト数を反映していました。timestamp_format オプション [互換性]を参照してください。

  • truncate_date_values オプションの削除   truncate_date_values オプションは削除されました。以前のリリースでは、このオプションを使用すると DATE データ型を使用して定義されたカラムに時刻を含めることができました。今回のリリースでは、DATE で定義されたカラムには日付だけを含めることができます。日付と時刻を格納する場合は、TIMESTAMP データ型を使用してください。TIMESTAMP データ型を参照してください。