検証ユーティリティ (dbvalid) の -f、-fi、-fd、-fn オプションは廃止予定 dbvalid ユーティリティの構文が簡略化されました。以前は、オプションを指定しないと、テーブルの検証時にエクスプレス検証が実行されていました。今回のバージョンでは、-f、-fi-、-fd オプションを指定したかのように、デフォルトでフル検証が実行されるようになりました。そのため、これらのオプションの使用は廃止される予定です。テーブルでエクスプレス検証を実行する場合は -fx オプションを指定する必要があります。
また、-fn オプション (バージョン 9.0.0 以前のリリースからのアルゴリズムで検証を実行する) はサポートされなくなりました。
検証ユーティリティの詳細については、検証ユーティリティ (dbvalid)を参照してください。
VALIDATE TABLE 文のオプションは廃止予定 VALIDATE TABLE 文の構文が簡略化されました。以前は、オプションを指定しないと、通常の検証が実行されていました。今回のバージョンでは、WITH FULL CHECK オプションを指定したかのように、デフォルトでフル検証が実行されるようになりました。そのため、WITH FULL CHECK、WITH INDEX、WITH data オプションは廃止される予定です。VALIDATE 文を参照してください。
Transact-SQL 外部ジョインは廃止予定 今回のリリースで Transact-SQL 外部ジョインは廃止され、SQL Anywhereの将来のバージョンではサポートされなくなる予定です。新しい tsql_outer_joins データベース・オプションを使用すると、現在の接続の DML 文とビューで Transact-SQL 外部ジョイン演算子 *= と =* の使用を有効/無効にできます。このオプションのデフォルト設定は Off です。tsql_outer_joins オプション [互換性]を参照してください。
WITH HASH SIZE 句のサポート終了 B ツリー・インデックス・テクノロジが削除されたことで、CREATE INDEX 文の WITH HASH SIZE 句はサポートされなくなりました。
サポート対象外のプロパティ NumProcessorsAvail と NumProcessorsMax サーバ・プロパティはサポートされなくなりました。代わりに、NumLogicalProcessors、NumLogicalProcessorsUsed、NumPhysicalProcessors、NumPhysicalProcessorsUsed の各サーバ・プロパティを使用できます。データベース・サーバ・プロパティを参照してください。
LOAD TABLE の STRIP ON 句は廃止予定 前後のブランクを削除する機能は SQL Anywhere 10.0.0 で強化され、削除機能を微調整できるようになり、STRIP ON は廃止される予定です。今後も後続ブランクだけを削除する場合は、代わりに STRIP RTRIM を使用してください。LOAD TABLE 文を参照してください。
UTF8 照合は廃止予定 UTF8 照合は廃止される予定です。代りに UTF8BIN 照合を使用してください。サポートされている照合と代替照合を参照してください。
jConnect 4.5 のサポート終了 jConnect 4.5 を使用して接続していたアプリケーションは動作しますが、jConnect 5.5 または 6.0.5 を使用することをおすすめします。jConnect JDBC ドライバの使用を参照してください。
SQLLOCALE 環境変数のサポート終了 SQLLOCALE 環境変数はサポートされなくなりました。SALANG と SACHARSET 環境変数に置き換わっています。SALANG 環境変数とSACHARSET 環境変数を参照してください。
名前付きパイプのサポート終了 名前付きパイプはサポートされなくなりました。名前付きパイプを使用していたアプリケーションは、共有メモリを使用するように変更する必要があります。通信プロトコルの選択を参照してください。
データ・ソース ユーティリティ (dbdsn) の -o オプションは廃止予定 データ・ソース・ユーティリティの -o オプションは廃止される予定です。出力メッセージをファイルに書き込む場合は、接続文字列で LogFile 接続パラメータを指定できます。LogFile 接続パラメータ [LOG]を参照してください。
カスタム照合の作成はサポート対象外 カスタム照合の作成はサポートされなくなりました。カスタム照合作成ウィザード、照合ユーティリティ (dbcollat)、DBCollate 関数、a_db_collation 構造体はサポートされなくなりました。照合の選択を参照してください。
カスタム照合を使用してデータベースを再構築する場合に 1 ステップで再構築すると、その照合は保存されます。データベースをアンロードしてから、作成したデータベースにスキーマとデータをロードする場合は、提供されるいずれかの照合を使用する必要があります。バージョン 9 以前のデータベースをバージョン 11 用に再構築を参照してください。
サーバ・ライセンス取得ユーティリティの -p オプションはサポート対象外 以前のリリースでは、サーバ・ライセンス取得ユーティリティで -p オプション (データベース・サーバのライセンスが取得されているオペレーティング・システムを指定する) がサポートされていました。このオプションはサポートされなくなりました。
データベース・サーバの -d オプションはサポート対象外 データベース・サーバ・オプション -d (NetWare で DFS (Direct File System) I/O ではなくPOSIX I/O を使用する) はサポートされなくなりました。
データベース・サーバの -y オプションはサポート対象外 Windows 95/98/Me がサポートされなくなったため、データベース・サーバ・オプション -y (Windows 95/98/Me で Windows サービスとしてデータベース・サーバを実行する) は、サポートされなくなりました。サポートされるプラットフォームでデータベース・サーバをサービスとして実行するには、dbsvc ユーティリティを使用してください。Windows 用サービス・ユーティリティ (dbsvc)を参照してください。
-sc オプションはサポート対象外 SQL Anywhere 7.0 は、米国政府から TCSEC (Trusted Computer System Evaluation Criteria) の C2 セキュリティ評価を授与されています。-sc サーバ・オプションを使用すると、SQL Anywhere の現在のバージョンを、C2 基準を満たした環境と同等の方法で実行できます。-sc オプションと C2 サーバ・プロパティのサポートは、バージョン 10.0.0 で削除されました。
max_work_table_hash_size データベース・オプションはサポート対象外 max_work_table_hash_size オプションは、サポートされなくなりました。クエリ・オプティマイザは、テーブル内のデータ分散を基に、内部テンポラリ・テーブルのハッシュ・サイズを割り当てます。
max_hash_size database オプションはサポート対象外 max_hash_size オプションは、サポートされなくなりました。
圧縮データベースとライト・ファイルはサポート対象外 その結果、次の機能は使用できなくなりました。
ファイル拡張子 次のファイル拡張子は、サポートされなくなりました。
ライト・ファイルを識別するための .wrt 拡張子
圧縮データベース・ファイルを識別するための .cdb 拡張子
NetWare 上のデータベース・サーバの動作 データベース・サーバは、拡張子なしでデータベース・ファイルが指定されたときに、.wrt 拡張子を持つデータベース・ファイルを検索しなくなりました。SQL Anywhere データベース・サーバを参照してください。
読み込み専用メディアでのデータベースの展開 読み込み専用メディア (CD-ROM など) で提供されるデータベースへの変更を記録するために、ライト・ファイルを指定できなくなりました。ただし、読み込み専用モードでデータベースが実行されている場合に、読み込み専用メディアのデータベースを展開することはできます。読み込み専用メディアでのデータベースの展開と-r サーバ・オプションを参照してください。
データベース・ユーティリティ 次のユーティリティやウィザードは、サポートされなくなりました。
SQL 文 次の SQL 文は、サポートされなくなりました。
DBTools 構造体 次の構造体や構造体のメンバはサポートされなくなりました。
a_backup_db 構造体 この構造体は、DBTools ライブラリを使用してバックアップ・タスクを実行するために必要な情報を格納します。
backup_writefile メンバは _unused と示されるようになりました。
a_compress_db 構造体 この構造体は削除されました。
a_compress_stats 構造体 この構造体は、DBTools ライブラリを使用してデータベース圧縮タスクを実行するために必要な情報を格納します。
a_db_info 構造体 この構造体は、DBTools ライブラリを使用して dbinfo 情報を戻すために必要な情報を格納します。
wrtbufsize メンバは _unused1 として、wrtnamebuffer メンバは _unused2 として、compressed メンバは _unused3 として示されるようになりました。
an_expand_db 構造体 この構造体は、DBTools ライブラリを使用してデータベースを拡張するために必要な情報を格納します。
a_stats_line 構造体 この構造体は、DBTools ライブラリを使用してデータベースを圧縮および拡張するために必要な情報を格納します。
a_writefile 構造体 この構造体は、DBTools ライブラリを使用してデータベース・ライト・ファイルを管理するために必要な情報を格納します。
DBTools 関数 次の関数は、サポートされなくなりました。
データベース・プロパティ 次のデータベース・プロパティは、サポートされなくなりました。
Compression
FileSize writefile
FreePages writefile
未使用の ASE 互換ビューとプロシージャのサポート終了 SQL Anywhere データベースで次の未使用の Adaptive Server Enterprise ビュー・サポートは削除されました。
ビュー名 | ビュー名 |
---|---|
SYSALTERNATES | SYSLOGINROLES |
SYSAUDITOPTIONS | SYSLOGS |
SYSAUDITS | SYSMESSAGES |
SYSCHARSETS | SYSPROCEDURES |
SYSCONFIGURES | SYSPROCESSES |
SYSCONSTRAINTS | SYSPROTECTS |
SYSCURCONFIGS | SYSREFERENCES |
SYSDATABASES | SYSREMOTELOGINS |
SYSDEPENDS | SYSROLES |
SYSDEVICES | SYSSEGMENTS |
SYSENGINES | SYSSERVERS |
SYSKEYS | SYSSRVROLES |
SYSLANGUAGES | SYSTHRESHOLDS |
SYSLOCKS | SYSUSAGES |
SQL Anywhere データベースで次の未使用の Adaptive Server Enterprise プロシージャ・サポートは削除されました。
プロシージャ名 | プロシージャ名 |
---|---|
sp_addalias | sp_helpindex |
sp_addauditrecord | sp_helpjoins |
sp_addlanguage | sp_helpkey |
sp_addremotelogin | sp_helplanguage |
sp_addsegment | sp_helplog |
sp_addserver | sp_helpremotelogin |
sp_addthreshold | sp_helpprotect |
sp_adddumpdevice | sp_helpsegment |
sp_auditdatabase | sp_helpserver |
sp_auditlogin | sp_helpsort |
sp_auditobject | sp_helpthreshold |
sp_auditoption | sp_helpuser |
sp_auditsproc | sp_indsuspect |
sp_bindefault | sp_lock |
sp_bindmsg | sp_locklogin |
sp_bindrule | sp_logdevice |
sp_changedbowner | sp_modifylogin |
sp_checknames | sp_modifythreshold |
sp_checkreswords | sp_monitor |
sp_clearstats | sp_placeobject |
sp_commonkey | sp_primarykey |
sp_configure | sp_procxmode |
sp_cursorinfo | sp_recompile |
sp_dboption | sp_remap |
sp_dbremap | sp_remoteoption |
sp_depends | sp_rename |
sp_diskdefault | sp_renamedb |
sp_displaylogin | sp_reportstats |
sp_dropalias | sp_role |
sp_dropdevice | sp_serveroption |
sp_dropkey | sp_setlangalias |
sp_droplanguage | sp_spaceused |
sp_dropremotelogin | sp_syntax |
sp_dropsegment | sp_unbindefault |
sp_dropserver | sp_unbindmsg |
sp_dropthreshold | sp_unbindrule |
sp_estspace | sp_volchanged |
sp_extendsegment | sp_who |
sp_foreignkey | sp_column_privileges |
sp_help | sp_databases |
sp_helpconstraint | sp_datatype_info |
sp_helpdb | sp_server_info |
sp_helpdevice | sp_table_privileges |
sp_helpgroup |
SYSINDEX システム・ビューからの index_type と index_owner カラムの削除 index_type と index_owner カラムは SYSINDEX ビューから削除されました。これらのカラムは、それぞれデフォルト値 USER と SA が格納されていました。インデックス情報は、ISYSIDX と ISYSIDXCOL システム・ビューに格納されるようになりました。SYSIDX システム・ビューとSYSINDEXES システム・ビューを参照してください。
サーバでの DLL プロトコル・オプションの削除 DLL プロトコル・オプションは、Windows 32 ビット・プラットフォームで実行しているクライアントだけに適用されるようになりました。データベース・サーバでは、DLL プロトコル・オプションが削除され、Winsock 2.2 だけを使用します。同様に、Windows CE クライアントでは、DLL プロトコル・オプションが削除され、Winsock 1.1 だけを使用します。Winsock 2.2 は、すべての Windows プラットフォーム上のデータベース・サーバで必要です。
ASANY と ASANYSH 環境変数名の変更 ASANY と ASANYSH 環境変数は、それぞれ SQLANY10 と SQLANYSH10 に名前が変更されました。SQLANY11 環境変数とSQLANYSAMP11 環境変数を参照してください。
PreserveSource プロパティは廃止予定 今回のリリースで PreserveSource データベース・プロパティが廃止され、この設定が問い合わされると常に値 On を返すようになりました。
サポート対象外のデータベース・プロパティ 今回のリリースでは、次のデータベース・プロパティが削除されました。
サポート対象外のシステム・プロシージャ sa_conn_properties_by_name と sa_conn_properties_by_conn システム・プロシージャはサポートされなくなりました。新しい sa_conn_options システム・プロシージャを使用すると、同じ情報を取得できます。sa_conn_options システム・プロシージャを参照してください。
クエリ最適化プランから削除されたアルゴリズム ロック、ネスト・ブロック・ジョイン、ソート・ブロック、JNBO の各アルゴリズムは、クエリ最適化プランから削除されました。また、ロック・ノードはこのプランに表示されなくなりました。ロック情報は、プラン内のスキャン・ノードで確認できます。
util_db.ini ファイルは廃止予定 ユーティリティ・データベースへの接続時に、util_db.ini ファイルを使用して DBA ユーザのパスワードを指定する機能は廃止される予定です。代わりに -su サーバ・オプションを使用できます。ネットワーク・データベース・サーバでの util_db.ini の使用 (旧式)と-su サーバ・オプションを参照してください。
廃止予定の Windows CE プラットフォーム Windows CE MIPS プロセッサはサポートされなくなりました。サポートされるプラットフォームのリストについては、サポートされるプラットフォームを参照してください。
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