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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere 11 - 変更点とアップグレード » バージョン 10.0.0 の新機能 » Ultra Light » 新機能

 

管理ツール

今回のリリースで管理ツールが強化されました。ツールを正しく使用できるように、マニュアルを確認してください。

グラフィカルな管理ツール
  • Sybase Central   Sybase Central を使用して、Ultra Light データベースの作成、変更、管理をグラフィカルなユーザ・インタフェースから実行できるようになりました。これは ulview スキーマ編集ユーティリティを置き換えるツールです。

    Sybase Central には次のウィザードが含まれています。

    • データベース作成ウィザードを使用して、新しい Ultra Light データベースを構築します。このウィザードは ulcreate ユーティリティと同じ機能を提供します。

    • データベース消去ウィザードを使用して、既存の Ultra Light データベースを消去します。このウィザードと同じ機能を持つユーティリティはありません。

    • データベース抽出ウィザードを使用して、SQL Anywhere リファレンス・データベースから新しい Ultra Light データベースを初期化します。このウィザードは ulinit ユーティリティと同じ機能を提供します。

    • データベース・ロード・ウィザードを使用して、XML ファイルから Ultra Light データベースにデータをロードします。このウィザードは ulload ユーティリティと同じ機能を提供します。

    • C++ API 移行ウィザードを使用して、ulgen ユーティリティ (削除されたユーティリティ) で作成された C/C++ コードをマイグレートします。このウィザードと同じ機能を持つユーティリティはありません。

    • データベース同期ウィザードを使用して、Ultra Light データベースの同期をとります。このウィザードは ulsync ユーティリティと同じ機能を提供します。

    • データベース・アップグレード・ウィザードを使用して、既存の Ultra Light データベースを以前のバージョンからアップグレードします。このウィザードは ulload ユーティリティを併用した場合の ulunloadold ユーティリティと同じ機能を提供します。

    • データベース・アンロード・ウィザードを使用して、Ultra Light データベースから XML、SQL、または別のデータベースにデータ/スキーマ情報をアンロードします。このウィザードは、ulcreate ユーティリティと ulload ユーティリティの追加機能を併用した場合の ulunload ユーティリティと同じ機能を提供します。

  • Interactive SQL   Interactive SQL を使用して、Ultra Light データベースで SQL 文の開発とテストを実行できるようになりました。Interactive SQL は、以前のバージョンで使用された ulisql ユーティリティを置き換えます。Ultra Light 用 Interactive SQL ユーティリティ (dbisql)を参照してください。

コマンド・ライン管理ユーティリティ

次のコマンド・ライン・ユーティリティが Ultra Light に追加されました。

  • 古いデータベースのアンロード・ユーティリティ   新しい ulunloadold コマンド・ライン・ユーティリティを使用すると、既存の 8.0.2 または 9.x Ultra Light データベース (スキーマとデータ) またはスキーマ・ファイルを XML ファイルにアンロードできます。ulload コマンド・ライン・ユーティリティがあれば、Ultra Light バージョン 10 データベースを再構築するために、ユーティリティの出力を使用できます。Ultra Light 古いデータベースのアンロード・ユーティリティ (ulunloadold)を参照してください。

  • 情報ユーティリティ   新しい ulinfo ユーティリティを使用すると、Ultra Light データベースに関する情報が表示されます。また、global_id や ml_remote_id などのデータベース・オプション ID を変更したりクリアしたりすることもできます。Ultra Light 情報ユーティリティ (ulinfo)を参照してください。

また、Ultra Light 10 の新しい RDBMS 機能をサポートするように既存のコマンド・ライン・ユーティリティが強化されたため、これらのユーティリティのオプションが以前のバージョンから変更されました。新しいユーティリティを正しく使用できるように、開始前にマニュアルを確認してください。詳細なユーティリティのリファレンス・ノートについては、Ultra Light ユーティリティを参照してください。

  • エラー・レポート機能の強化   Ultra Light のユーティリティは、他の SQL Anywhere ユーティリティと一貫性のあるエラーをレポートするようになりました。

  • データベース作成パラメータの拡張   すべてのデータベース作成ユーティリティ (ulcreate や ulload など) で、拡張された作成パラメータを使用できるようになりました。これらの拡張された作成パラメータは、コマンド・ラインで -o を指定して設定でき、Sybase Central のウィザードで設定できるのと同じ機能を設定できます。Ultra Light で使用するデータベース作成パラメータの選択を参照してください。

  • アンロード動作の強化   ulunload を使用して、Ultra Light データベース・スキーマを動的 SQL 文のシーケンスとして出力できるようになりました。Ultra Light データベースのアンロード・ユーティリティ (ulunload)を参照してください。

  • ulsync の動作の強化   ulsync を使用すると、ネットワーク・プロトコル・オプションや拡張同期パラメータをこのユーティリティから直接設定できます。完全なリストについては、Ultra Light 同期パラメータとネットワーク・プロトコル・オプションを参照してください。

    また、ulsync では、パブリケーション・マスクだけではなく、パブリケーションに名前を付けることができるようになりました。キーワード Publications は、パブリケーション名をカンマで区切ったリストで指定します。詳細については、Ultra Light 同期ユーティリティ (ulsync)を参照してください。

  • コンジット・インストールの強化   HotSync コンジット・インストール・ユーティリティ (ulcond10) で、コンジットの拡張機能、接続文字列、複数のデータベースがサポートされるようになりました。詳細については、Palm OS 用 Ultra Light HotSync コンジットのインストール・ユーティリティ (ulcond11)を参照してください。

  • ulmvbreg   Ultra Light for AppForge を登録するための ulmvbreg ユーティリティは、ulafreg に名前が変更されました。このユーティリティは install-dir\win32 ディレクトリにインストールされます。

ULSQLCONNECT

以前は、すべての Ultra Light ユーティリティがコマンド・ラインから接続情報を受け取っていました。今回のバージョンで、デフォルトのユーザ ID とパスワード以外の情報を渡す場合に、ホスト・マシンで ULSQLCONNECT 環境変数を設定できるようになりました。ULSQLCONNECT 環境変数を使用した Ultra Light パラメータの保管を参照してください。