次に、バージョン 10.0.0 で導入された Sybase Central と Interactive SQL の変更を示します。
Interactive SQL で quoted_identifier オプションが On に設定しなくなった 以前のバージョンのソフトウェアでは、Interactive SQL は quoted_identifier オプションを On に設定していました。このオプションについては、データベースの設定が使用されるようになりました (デフォルトではこのオプションは On)。quoted_identifier オプション [互換性]を参照してください。
isql_plan オプションは NONE パラメータをサポートしなくなった isql_plan オプションの NONE パラメータは、サポートされなくなりました。
Interactive SQL から返される結果セット数に制限はない 以前のバージョンのソフトウェアでは、複数の結果セットを返すクエリを実行すると、Interactive SQL に表示される結果セットは最大で 10 個でした。今回のバージョンでは、クエリで返されるすべての結果セットが表示されるようになりました。isql_show_multiple_result_sets [Interactive SQL]を参照してください。
Interactive SQL の -f オプションの動作の変更 Interactive SQL を -f オプションを使用して起動しても、データベースへの接続は自動的には確立されません。以前は、接続が自動的に開かれていました。
Interactive SQL におけるグラフィカルなプランへのアクセスと保存
グラフィカルなプランを開いたり保存したりするための 2 つの新しいメニュー項目 [プランを開く] と [プランの保存] が Interactive SQL の [ファイル] メニューから使用できるようになりました (以前は、SQL 文を開いたり保存したりする場合と同じメニュー項目 [開く] と [保存] を使用していました)。
以前は、グラフィカルなプランはファイル拡張子 .xml で保存されていました。今回のバージョンでは、拡張子 .saplan で保存されるようになりました。ただし、以前の .xml ファイル拡張子で保存されたグラフィカルなプランを表示できるように、この拡張子も引き続きサポートされます。
[オプション] ウィンドウで、.sql ファイルと .saplan (グラフィカルなプラン) ファイルのデフォルトのエディタとして Interactive SQL を指定できるようになりました。
SET OPTION 文の PUBLIC キーワードは廃止予定 SET OPTION 文を使用して Interactive SQL を設定するための PUBLIC キーワードは廃止される予定です。Interactive SQL オプションを参照してください。
EXIT 文によって現在の Interactive SQL ウィンドウが閉じられる 以前のリリースでは、EXIT 文を Interactive SQL から実行すると、すべての Interactive SQL ウィンドウが閉じられました。今回のバージョンで、EXIT 文が実行されたウィンドウだけが閉じるようになりました。EXIT 文 [Interactive SQL]を参照してください。
SQLE_ENGINE_NOT_MULTIUSER の新しいエラー・コード SQLE_ENGINE_NOT_MULTIUSER を処理するようにプログラムされたアプリケーションでは、新しいエラー・コードのチェックを行う必要があります。以前は、アプリケーションがデータベースで書き込み操作を行おうしたときに、別のスレッドがアップロードを Mobile Link に送信していた場合、SQLE_ENGINE_NOT_MULTIUSER が返されていました。今回のバージョンでは、より正確な新しいエラー・コード SQLE_ULTRALITE_WRITE_ACCESS_DENIED が返されるようになりました。ULSQLCode 列挙体を参照してください。
Sybase Central プラグインの [ユーティリティ] タブの削除 SQL Anywhere、Mobile Link、Ultra Light の各プラグインの [ユーティリティ] タブは [ツール] ボタンで置き換えられました。ユーティリティには Sybase Central の [ツール] メニューからもアクセスできます。
jConnect による Sybase Central、Interactive SQL、SQL Anywhere コンソールへの接続サポート終了 Sybase Central、Interactive SQL、SQL Anywhere コンソール ユーティリティ (dbconsole) で、jConnect を使用した SQL Anywhere データベースへの接続がサポートされなくなりました。iAnywhere JDBC ドライバを使用して、これらのアプリケーションからデータベースに接続することはできます。この変更に伴い、次の機能が削除されました。
Interactive SQL ユーティリティ (dbisql) の -jconnect オプションと -odbc オプションが削除されました。
SQL Anywhere コンソール・ユーティリティ (dbconsole) の -jconnect オプションと -odbc オプションが削除されました。
Interactive SQL、SQL Anywhere コンソール、および Sybase Central 内の SQL Anywhere プラグインと Mobile Link プラグインに接続するための [接続] ウィンドウで、jConnect と iAnywhere JDBC ドライバのどちらを使用するかを指定できなくなりました。すべての接続で iAnywhere JDBC ドライバが使用されます。
Ultra Light プランが Interactive SQL の [プラン] タブに表示される 以前のリリースでは、Interactive SQL の [結果] ウィンドウ枠に [Ultra Light プラン] タブがあり、このタブに Ultra Light プランの最適化方式が表示されていました。[Ultra Light プラン] タブは削除され、Interactive SQL から Ultra Light データベースに接続している場合は、[プラン] タブに表示されるようになりました。
Sybase Central の SQL Anywhere プラグインでバージョン 7 データベースのサポート終了 バージョン 7 のデータベース・サーバと、バージョン 7 のソフトウェアで作成されたデータベースのサポートが SQL Anywhere プラグインから削除されました。バージョン 5、6、または 7 のソフトウェアで作成したデータベースがバージョン 8 以降のデータベース・サーバで実行されている場合、データベースをアンロードして、再ロード・ファイル、新しいデータベース、または既存のデータベースに再ロードするために、そのデータベースに接続することは可能です。バージョン 9 以前のデータベースをバージョン 11 用に再構築を参照してください。
isql_log オプションは廃止予定 Interactive SQL セッション中に実行された文をロギングするための isql_log オプションは廃止される予定です。代わりに、START LOGGING 文と STOP LOGGING 文を使用してください。コマンドのロギングを参照してください。
Sybase Central ファイル名の変更 Sybase Central の説明で示したファイルの変更点のほかに、次のファイルが追加されました。
新しい名前 | 以前の名前 |
---|---|
asaplugin.jar | saplugin.jar |
Sybase Central の新しいバージョンを反映するように、レジストリ・キーも次のように変更されました。
HKLM\SOFTWARE\Sybase\Sybase Central\5.0 (registry entries) |
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |