synchronization model fileの作成にウィザードを使用することにより、Mobile Link アプリケーションの設定が大幅に簡単になりました。このファイルには、リモート・テーブルと統合化テーブルについて入力する情報と、それらを同期する方法についての情報が含まれます。モデルが用意できたら、別のウィザードを使用して展開します。展開されたモデルによってアプリケーションに必要なスクリプトとテーブルが生成されます。
同期モデル作成ウィザード 新しい同期モデル作成ウィザードを使用すると、Mobile Link アプリケーションをすばやく作成して展開できます。このウィザードではリモート・データベースを作成することも、既存のリモート・データベースを使用することもできます。同期スクリプトの作成が自動化されるほか、ダウンロードの削除、競合の解決、その他の難しい同期の問題が自動的に処理されます。
モデルの作成を参照してください。
モデル・モード 同期モデル作成ウィザードを使用した後は、モデル・モードを使用して、同期プロジェクトをカスタマイズしてから展開できます。モデル・モードでは、オフラインで作業します。モデル・モードでは、同期モデルを XML ファイルとして格納します。
モデル・モードを参照してください。
展開ウィザード モデルをカスタマイズしたら、新しい展開ウィザードを使用してモデルを展開できます。展開ウィザードでは、スクリプト、ユーザ、スクリプトのバージョンなどを統合データベース上の Mobile Link システム・テーブルに追加します。統合データベースに加えた変更は、モデル・モードにリエンジニアリングすることはできませんが、同じモデルを複数回展開できます。
モデルの配備を参照してください。
管理モード バージョン 10.0.0 以前に存在していた Mobile Link プラグインは、管理モードと呼ばれるようになりました。使い勝手を改善するため、管理モードにはさまざまな強化が行われています。管理モードでは、統合データベースに接続されており、変更はすぐに有効になります。管理モードを使用すると、すべての Mobile Link 統合データベースを変更できます。
モデル・モードを参照してください。
「ダイレクト・ロー・ハンドリング」と呼ばれる新機能を使用すると、ほぼすべてのデータソースと同期できます。たとえば、SQL ベースのロー・ハンドリングを使用して、アプリケーション・サーバ、Web サーバ、Web サービス、テキスト・ファイル、Excel スプレッドシート、J2ME デバイス、または統合データベースとして使用できない RDBMS と同期できます。ただし、Mobile Link システム・テーブルや、Mobile Link で管理するデータを保持するために、統合データベースは必要なままです。新しいデータ・ソースは、同期処理に完全に統合させることができます。
Mobile Link サーバの API が拡張され、ダイレクト・ロー・ハンドリングがサポートされるようになりました。さらに、2 つの新しいイベントが追加されました。次の項を参照してください。
また、「mobile web services」と呼ばれる新しい機能では、モバイルに最適化された、リモート・アプリケーションと統合可能な非同期 Web サービスを提供します。
モバイル Web サービスを参照してください。
Mobile Link サーバ、SQL Anywhere クライアント、Mobile Link モニタ、暗号化コンポーネントを展開するための展開ウィザードが使用できるようになりました。以前のバージョンで提供されていた InstallShield マージ・モジュールとテンプレートは、提供されなくなりました。次の項を参照してください。
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |