次に、バージョン10.0.0 で導入された製品全体の変更点を示します。
サンプル・ディレクトリのロケーションの変更 SQL Anywhere 10 で用意されているサンプルは、SQL Anywhere 10 のインストール環境にはインストールされなくなりました。この変更に伴い、サンプル・データベースは次のロケーションにインストールされるようになりました。
サンプル・データベース | ロケーション |
---|---|
SQL Anywhere サンプル・データベース | samples-dir\demo.db |
Mobile Link CustDB サンプル統合データベース・アプリケーション | samples-dir\MobiLink\CustDB\ |
Ultra Light CustDB サンプル・データベース | samples-dir\UltraLite\CustDB\ |
サポートされているオペレーティング・システム別の samples-dir のデフォルト・ロケーションの詳細については、サンプル・ディレクトリを参照してください。
サポート対象外のプラットフォーム 次のプラットフォームは、サポートされなくなりました。
サポートされているプラットフォームのその他の変更点については、サポートされるプラットフォームを参照してください。
サンプル・データベースの改訂と名前の変更 SQL Anywhere サンプル・データベースの名前が demo.db になりました。画面読み上げソフトウェアを使用するユーザの便宜を図り、テーブル、カラム、ビュー、インデックスなどのオブジェクトは、単語が省略されていない名前になりました。SQL Anywhere サンプル・データベースを参照してください。
その他のファイル名の変更 製品別に示したファイル名の変更のほかに、次のファイル名が変更されました。
以前の名前 | 新しい名前 |
---|---|
asa.cvf | sqlany.cvf |
asaldap.ini | saldap.ini |
asasrv.ini | sasrv.ini |
asa_config.sh | sa_config.sh |
install-dir/SYBSasa9/lib | sqlanywhere10/lib32 または sqlanywhere10/lib64 |
install-dir/SYBSasa9/bin | sqlanywhere10/bin32 または sqlanywhere10/bin64 |
新しい製品名を反映するために、一部のレジストリ・キーが変更されました。次のようになりました。
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\SQLANY HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\SQLANY 10.0 HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\SQLANY 10.0 Admin HKLM\SOFTWARE\Sybase\Sybase Central\5.0 (registry entries) HKLM\SOFTWARE\Sybase\SQL Anywhere\10.0 (registry entries) |
製品別に示したファイルの変更点のほかに、ulbase.lib ファイルが追加されました。
次のサービス・グループ名が変更されました。
説明 | 以前の名前 | 新しい名前 |
---|---|---|
ネットワーク・サーバ | ASANYServer | SQLANYServer |
パーソナル・サーバ | ASANYEngine | SQLANYEngine |
Mobile Link 同期クライアント | ASANYMLSync | SQLANYMLSync |
Replication Agent | ASANYLTM | SQLANYLTM |
Sybase Adaptive Server Enterprise ドライバ SQL Anywhere には、Adaptive Server Enterprise 用の iAnywhere Solutions ODBC ドライバが含まれなくなりました。代わりに、Adaptive Server Enterprise ネイティブ・ドライバが Mobile Link で動作するようにテストされています。iAnywhere Solutions 9 - Adaptive Server Enterprise Wire Protocol ドライバはサポートされなくなりました。
http://www.ianywhere.jp/developers/technotes/odbc_mobilink.html を参照してください。
IBM UDB DB2 ドライバ SQL Anywhere には、DB2 用の iAnywhere Solutions ODBC ドライバが含まれなくなりました。代わりに、IBM DB2 8.2 CLI ドライバが Mobile Link で動作するようにテストされています。このネイティブ DB2 ドライバでは、DB2 バージョン 8.1 と 8.2 がサポートされます。IBM DB2 7.2 ODBC ドライバと iAnywhere Solutions 9 - DB2 Wire Protocol ドライバはサポートされなくなりました。
http://www.ianywhere.jp/developers/technotes/odbc_mobilink.html を参照してください。
Oracle ドライバ iAnywhere Solutions 10 - Oracle Wire Protocol ドライバは、別途ダウンロードできます。
http://www.ianywhere.jp/developers/technotes/odbc_mobilink.html を参照してください。
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