次に、バージョン 11.0.0 で導入された Interactive SQL の追加機能を示します。
データベース・ロックの自動解放 Interactive SQL でテーブルを表示すると、テーブルを変更しなくても、テーブルに対するスキーマ・ロックがデータベース・サーバによって作成されます。
このリリースでは、結果セットが表示されるときに作成されるデータベース・スキーマ・ロックを Interactive SQL が解放しようとします。
結果セットを返す文を実行した後、データベースにコミットされていない変更が接続にあるかどうかが Interactive SQL によって確認されます。コミットされていない変更がなかった場合は Interactive SQL によってスキーマ・ロックが解放されます。それ以外の場合、スキーマ・ロックは解放されません。つまり、データベースにコミットされていない変更がある場合、スキーマ・ロックは解放されません。
読み込み専用結果セットのサポート Interactive SQL で結果セットを読み込み専用にできるようになりました。これを行うには、[オプション] - [結果] を選択して、[編集の無効化] オプションを選択します。この設定は、それ以降にフェッチされた結果に適用されます。Interactive SQL の結果セットからテーブル値を編集するを参照してください。
Interactive SQL を展開するときは、OEM.ini ファイル内の lockedPreferences のエントリに disableResultSetEditing を追加することで、ユーザがこの設定を変更できないようにすることができます。管理ツールの設定を参照してください。
SQL 文を 1 文ずつ実行する これまでは、SQL 文を 1 文ずつ実行する場合、SQL 文を選択してから [選択の実行] を実行する操作を繰り返す必要がありました。このリリースでは、[シングル・ステップ] を実行すると、選択した文が実行され、次に実行される文が選択されます。[選択の実行] と同様に、[シングル・ステップ] は Interactive SQL の [SQL] メニューから選択できます。Interactive SQL からの SQL 文の実行を参照してください。
お気に入りの SQL ファイルとデータベース接続 よく使用するデータベース接続のリストと SQL コマンド・ファイルのリストを、Interactive SQL の [お気に入り] メニューで作成および管理できるようになりました。お気に入りの使用を参照してください。
結果セットのテーブル編集を無効にする Interactive SQL を展開するとき、Interactive SQL からの SQL Anywhere と Ultra Light の結果セットのテーブル編集を無効にできるようになりました。管理ツールの設定を参照してください。
新しいキーボード・ショートカット Interactive SQL に新しいキーボード・ショートカットが追加されました。Interactive SQL キーボード・ショートカットを参照してください。
クライアント・アプリケーションでのオプション変更を防止するためのサポート ユーザが Interactive SQL のオプション設定を変更しないよう、OEM.ini ファイルで一部の設定をロックできるようになりました。管理ツールの設定を参照してください。
dbisql の新しい -version オプション コマンド・プロンプトで dbisql -version
と入力すると、Interactive SQL のバージョン番号が表示されます。Interactive SQL ユーティリティ (dbisql)とUltra Light 用 Interactive SQL ユーティリティ (dbisql)を参照してください。
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