次に、SQL Anywhere バージョン 11.0.0 でのデータベース接続の強化を示します。
AppInfo 接続パラメータの強化 AppInfo 接続パラメータで OSUSER キーがサポートされるようになりました。このキーは、クライアント・プロセスに関連付けられたオペレーティング・システム・ユーザ名を返します。Linux と Solaris で EXE キーがサポートされるようになりました。AppInfo 接続パラメータ [APP]を参照してください。
Elevate 接続パラメータ Elevate 接続パラメータは、Windows Vista で自動的に起動した SQL Anywhere データベース・サーバを昇格します。Elevate 接続パラメータを参照してください。
NewPassword 接続パラメータ [NEWPWD] NewPassword 接続パラメータを使用すると、DBA に依頼しなくてもユーザが各自でパスワードを変更できます。パスワードの有効期限が切れていてもかまいません。NewPassword 接続パラメータ [NEWPWD]を参照してください。
プリフェッチの強化 PrefetchBuffer (PBUF) 接続パラメータのデフォルト値が変更されました。デフォルト値は、Windows Mobile では 64 KB、その他のプラットフォームでは 512 KB になりました。この接続パラメータには、64 KB ~ 8 MB の値を指定できます。PrefetchBuffer 接続パラメータ [PBUF]を参照してください。
これまでのバージョンでは、プリフェッチされる最大ロー数は、プリフェッチできる最大データ量に基づいていました。このリリースでは、プリフェッチされる最大ロー数には、プリフェッチされる実際のデータ量に加えて、PrefetchBuffer 接続パラメータで指定されたデータ制限が考慮されるようになりました。その結果、カラム内のデータ量が、ホスト変数長と記述長の両方よりも大幅に少ない場合に、パフォーマンスが大きく向上する可能性があります。
また、パフォーマンスが向上する可能性が高い場合に、プリフェッチするロー数が動的に増えます。ローのプリフェッチを参照してください。
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